レッドブルは、F1イギリスGPの予選で、セバスチャン・ベッテルが1番手、マーク・ウェバーが3番手だった。今回のイギリスGPに新しいノーズコーンをはじめ、大幅なアップデートを施したレッドブル。その効果は金曜日の走りだしから現れ、予選でもブラウンGPを凌ぐパフォーマンスをみせた。セバスチャン・ベッテルは、今シーズン3度目のポールポジションを獲得。マーク・ウェバーは最後のラップでキミ・ライコネン(フェラーリ)に進路を妨害されたが、それでも3番グリッドを獲得した。
セバスチャン・ベッテル (1番手)「トラブルがひとつもない素晴らしい週末だ。ここに持ち込んだ新パーツも非常に好調のようだし、また一歩大きく前進することができた。予選は全力で戦うのでやはり緊張感がある。今日はかなり難しく、渋滞に少し苦しまされた。前にクルマがいると難しい。3秒前を走っているクルマでも影響を受ける。Q3ではとても良い2回のアタックを行うことができた。特に最後のアタックが良かった。今週末の最高の1周だと思う。いつもならば、もう少し速く走れたのではないかと思うが、あの予選ラップはとても良かった。タイヤの使い方も完ぺきだったし、チェッカーフラッグを受けた時には自分の速さに驚いた − ポールポジションにも十分なタイムだったからね!ファクトリーのメンバーに対する感謝の気持ちしかない。このクルマを今の状態にするために、彼らは本当に頑張って仕事をしてくれた。全ては彼らのおかげだ。二人ともクルマがとても好調なことを証明することができた。明日のレースを楽しみにしている」マーク・ウェバー (3番手)「今のところ良い週末だ。最終アタックの周回がもう少しクリーンだったら良かったが、キミは夢でもみていたんだろうか?彼がレーシングラインを走っていたため、ストウへのリズムが崩れてギリギリでコーナーに突入した。あの最終ラップでもっとクルマのパフォーマンスを引き出せれば良かったが、そうはならず、3位の結果だ。セブはとても良い仕事をしたと思う。おめでとう。二人ともクルマのおかげで良いリザルトを出せるようになった。レッドブルのみんな、頑張って仕事をしてくれて本当にありがとう!」クリスチャン・ホーナー (レッドブル・チーム代表)「今日は最高のチームパフォーマンスだった。レッドブル・チームの大勢のメンバーが集まってくれた地元レースで1位と3位の結果を出すことができたのは、とても良いスタートだ。マークは不運にもキミ・ライコネンに足止めされて最終走行を台無しにしてしまったが、あれがなければ今日はフロントローを独占することができたと確信している。しかし、今週末は二人とも素晴らしいドライビングを見せており、それが素晴らしいグリッドポジション獲得に繋がった」ファブリス・ロム (ルノー・プリンシパルエンジニア)「最高のリザルトだ。ここではクルマが素晴らしいスピードを発揮している。優秀なドライバー、優秀なクルマ、優秀なエンジン ― これがとても良いパフォーマンスを生み出した!ポールポジションを目指していたマークがライコネンにブロックされて最終的には3位の結果だったので、ぼくとしては少々複雑な気分だ。しかし、1位と3位の予選結果はとても良いリザルトなので、これは良しとして明日のレースに期待しよう関連:F1イギリスGP 予選:ベッテルがポール、中嶋一貴が5番手