レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、F1ベルギーGPでの走りを非難されているマックス・フェルスタッペンを擁護。彼のレースへのアプローチが、ファンをF1に惹きつけていると考えている。「スチュワードからのアクションは何もなかった」とクリスチャン・ホーナーはコメント。「振り返ってみるにギリギリではあり、彼が罰を免れたのも明白だ。彼はこの件を見つめ、将来のレースに向けて学ぶに違いない」
マックス・フェルスタッペンはアグレッシブ過ぎるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「全てが因果応報だ。ドライバーは、サーキットでそういった状況を整理する傾向があるし、マックスは限界までプッシュしていた。彼はまさにギリギリだった。スチュワードはそれに満足している。なので、我々からさらなるコメントはない」スパでの件についてマックス・フェルスタッペンと話をしたかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「そうだね、怒っているイタリア人がいると確信しているので、モンツァではどこに滞在するか言わないように彼に伝えたよ」と笑顔で答えた。「言ったように、大きな問題があったら、スチュワードは彼を叱っただろう。以前、我々はそれを目にした。彼はギリギリだったし、彼は若い。真剣で野心的で才能のあるドライバーは、それらの範囲内で線を持っている」「数年前、ここでセバスチャンが非難されたのを覚えている。ファイティングスピリットを示した歴史のあるドライバーは他にもいるし、ここに大きな観客がいるのは、そのファイティングスピリットが理由だと思う」キミ・ライコネンは、マックス・フェルスタッペンが“遅かれ早かれ、大きな事故を引き起こす”と予測しており、セバスチャン・ベッテルもフェルスタッペンの走りに批判的だ。メルセデスのモータースポーツ責任者トト・ヴォルフは、マックス・フェルスタッペンについて「ルイスやセナなどを思い起こさせるね」とコメント。「どうやって彼をオーバーテイクするべきか、ライバルたちは熟考するようになっている。つまり、それは彼が正しい場所を走っていることの証拠だ」「ただ、いつの日か彼が壁に激突してしまうのではないかと心配している。新鮮ではあるが、危なっかしくもある」このトト・ヴォルフの発言に対して、クリスチャン・ホーナーは「トトが、まったく彼とは関係のない問題についてコメントしたことに驚いている」とコメント。「だが、私は確固たるものだったと思うし、あれはギリギリだった。彼は罰を受けていないし、スチュワードは満足していた」「だからこそ、問題やルールとの不一致があるのなら、ダニー・サリバン(FIAスチュワード)は経験のある人物だと確信しているし、彼が招集するか、チャーリー・ホワイティング(レースディレクター)がスチュワードに報告しただろう」