レッドブルは、エンジン供給元の危機を終わらせるために長く待たなければならかったが、2016年の初プレシーズンテストまでに新車の準備を整えることができると確信している。3日(木)、ルノーは2016年からワークスチームとF1活動を継続していくことを発表。その1日後、レッドブルは、タグ・ホイヤーのバッチを付けたルノーのパワーユニットで参戦することを正式に発表した。
秘密にしてきたことを発表できたことを嬉しく思うかと質問されたヘルムート・マルコは「もちろんだ」と Speed Week にコメント。「ルノーがついにロータスを買収して、F1で残ることを決定したことに特に満足している」ヘルムート・マルコは、それはレッドブルにとって良いニュースだと語る。「我々はファクトリーチームと同じレベルでルノーのパワーユニットを得ることができる。マリオ・イリエンは、ルノーのコンサルタントとして彼の会社イルモアで協力していく」決定の遅れによって、レッドブルの2016年F1マシンの開発に遅れが生じているかとの質問には「我々は2ヵ月の遅れに対処しなければならないが、それをやっていく。我々はバルセロナにいる」と答えた。レッドブルの2016年F1マシンは『Red Bull Racing-TAG Heuer RB12』と名付けられた。レッドブルの今後について、ヘルムート・マルコはルノーとの契約は“1年”であることを明かした。「2017年から代替エンジンを得るか、もしくは、2016年に我々が延長を求めるくらいルノーが非常にうまく発展していくことを願っている」とヘルムート・マルコは述べた。「ルノーによって提示されているコンセプトは良さそうだ。現在、彼らは計画を実行し、理論的に約束されていることを示す必要がある。問題は、それがどれくらい速く可能かということだ」レッドブルの発表に続き、トロ・ロッソが2016年にフェラーリの2015年型エンジンを搭載することが発表された。ヘルムート・マルコは、2016年のレッドブル系ドライバーのラインアップについての憶測にも終止符を打った。「我々は4人全員のドライバーを確認している。レッドブル・レーシングはダニエル・リカルドとダニール・クビアト、トロ・ロッソはマックス・フェルスタッペンとカルロス・サインツだ」関連:レッドブル、“タグ・ホイヤー”パワーユニットでの参戦を正式発表
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