レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、ヘレステストに持ち込んだRB11のカモフラージュ塗装が、昨年のF1イタリアGPでセバスチャン・ベッテルが使用したヘルメットのデザインにヒントを得たものだと明かした。レッドブルは、ヘレステストにホワイトとブラックのカモフラージュ塗装が施されたRB11を持ち込み、F1ファンを驚きと興奮を与えた。“ダズル迷彩”と呼ばれるこの塗装は、敵から隠れるのではなく、惑わすことを目的とした迷彩。第一次世界大戦中に艦の大きさや速度を誤認させることを目的として開発された。
このような塗装は、自動車メーカーが発表前の新型車の開発テスト時に使用することが多く、レッドブルもライバルたちにRB11を詳しく観察させにくくしている。クリスチャン・ホーナーは「カモフラージュのカラーリングはセバスチャンが昨年走ったヘルメットからきている」とコメント。「あれはとても面白かった。我々はあのコンセプトをマシンの他の部分に拡大させたら面白いだろうと考えた。ディートリッヒ(マテシッツ)も気に入っており、レッドブルが他とはちょっと違うことを好むのをよく表している」「レッドブルが異なるカラーリングをまとっているのを見るのは非常に目を引くし、できるだけ隠しておきたいシーズンのこの時期において、詳しい写真を撮るのを非常に難しくする」 「目線を混乱させるので、マシンの詳細を撮影するのは難しい。しかし、もちろん素晴らしいリアクションがあった」ファンの間で評判を呼んでいるこのデザインだが、残念ながら、オーストラリアでの開幕戦に用いられる予定はない。クリスチャン・ホーナーは、レースに向けてレッドブルファンはさらに優れたカラーリングに期待できると話した。おそらくはチームの伝統的なカラーリングになりそうだ。 「マシンのカラーリングはさらに強くなるので、彼らが落胆することはない。何か異なることをするのは最高だ。とてもいい反応で受け入れられている」セバスチャン・ベッテル 2014年 F1イタリアGP
全文を読む