レッドブルは、F1におけるルノーのパフォーマンスを“受け入れがたい”と述べ、変化をもたらすよう要求した。レッドブルはお膝元であるオーストリアでも再びフラストレーションの溜まるレースとなった。セバスチャン・ベッテルはパワーユニット故障によりリタイアし、ダニエル・リカルドは8位がやっとだった。
レッドブルは、ルノーがどのようなポテンシャルを示すかの最終期限を先週末に設定していたが、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、自身の印象についてためらわずに述べた。ルノーのパフォーマンスについて質問されたクリスチャン・ホーナーは「我々のいる状況にはフラストレーションを感じている」とコメント。「もちろん、ルノーとは多くの成功を収めてきた」「我々はあらゆるレース、チャンピオンシップに勝ってきたし、それはルノーパワーとともに成し遂げたものだ。だが、現時点で状況は改善していない」「信頼性は受け入れがたい。パフォーマンスも受け入れがたい。ルノーは変わる必要がある。このような状態を続けることができない。ルノーにとっても良いことではないし、レッドブルにとっても良いことではない」「我々はパートナーとして一勝に働く必要がある。来年のクルマに別のエンジンが搭載されることはないが、我々はコンペティティブであることを望んでいるし、上位を走ることを望んでいる」ルノーに要求する変化について詳しく聞かれたクリスチャン・ホーナーは「何かを起こす必要がある。現時点でなされたものは何も機能していない」とコメント。「それは我々の仕事ではない。我々の責任でもない。我々はエンドユーザーだ。現時点で必要な場所にいないことにとにかくフラストレーションを感じている」ルノーの副マネージングディレクターを務めるロブ・ホワイトは、状況に対するレッドブルのフラストレーションに共感しているが、リカバリーへの計画は詳細に立てられていると譲らない。「クリスチャンが感じている不安、クルマとパワーユニットのポテンシャルをフルに発揮できていないことに感じるフラストレーションは我々も完全に理解しており、共有されている」「だが、我々はできる限り速く前進することを完全にコミットしている。我々はこれまで進歩の兆候を示してきたと思っているし、レッドブルとクリスチャンが期待している位置を見定めている」「我々は何を期待されているかわかっているし、個別、そして全体的に正しい方向に取り組んでいかなければならない」「それはレッドブルと完全に共有されたプロセスであり、課題は把握し、理解している」関連:レッドブル:ホームグランプリで落胆のレース (F1オーストリアGP)
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