レッドブルは、F1ブラジルGPの予選で、マーク・ウェバーが12番手、デビッド・クルサードが14番手だった。特別なカラーリングのマシンでラストレースに望むクルサード。しかし最後の予選でQ3に進むことはできなかった。マーク・ウェバーも12番手に終わり、レッドブル勢は揃って予選Q2で姿を消した。
マーク・ウェバー (12位)「今日は残念だった。昨日の走行は順調だったが、今回はタイムが僅差になることは分かっていた。残念ながらQ3に進出するペースはなかった。ぼくは全力を尽くしたが、単純にスピードが足りなければQ3に進出することはできない」デビッド・クルサード (14位)「最後のF1の予選だったが、あまり満足していない。昨年はまあまあの走りでトップ10に入ることができたので、今回も大丈夫だろうと思っていた。だが、最終的にはミドル・セクターのグリップが十分ではなかった。最初と最後のセクターはまあまあコンペティティブな走りができたが、その中間はリヤのスライドに苦しみ、タイムをロスしてしまった。ここは長距離だとタイヤにひどいグレーニングが出るので、どうにか1周を走りきってレースでその後の対応を考えようと思っていた。明日はこのポジションから何ができるか様子を見よう」クリスチャン・ホーナー「昨日と今日の午前中のフリー走行ではコンペティティブな走りができていたので、予選の12位と14位という結果はとても残念だ。気温の上昇が仇になったようだ。しかし明日の天気は予測がつかないので、おもしろいレースになるだろう。可能性はたくさん残っている。まだレースは終わっていないのだからね」ファブリス・ロム、ルノー・プリンシパルエンジニア「デイビッドのF1最後の予選という特別な時間を過ごした。デイビッドは本物の伝説的F1ドライバーだ。彼はルノーと共にドライバーとしてのキャリアをスタートさせ、ルノーと共に最後のレースを迎える。彼と共に仕事ができたことは我々の誇りだ。彼には感謝している。そうは言ってもF1は残酷な世界で、DCの最後のレースだからといって他のチームがプレゼントをくれるわけではない。12位と14位なので、明日は厳しいレースになるだろう」