レッドブルのヘルムート・マルコは、2014年にトロ・ロッソでF1デビューを果たす19歳のダニール・クビアトを“セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのミックス”だと評した。トロ・ロッソが、有力候補だったアントニオ・フェリックス・ダ・コスタではなく、ロシア人GP3ドライバーのダニール・クビアトを選んだことはF1界に衝撃を与えた。一説ではダニーエル・クビアトは、トロ・ロッソにロシアのスポンサーをもたらすとされている。
マクラーレンのマネージングディレクターを務めるジョナサン・ニールは、GP3ドライバーのF1昇格を「非常に大きなステップ」だと考えており、新しいV6エンジンが導入される2014年に“若手ドライバーを放り込む”ことは大きなチャレンジだとの考えを示した。だが、ヘルムート・マルコは、ダニール・クビアトの起用は“リスクがなければ楽しみもない”という戦略に基づくものだったと述べた。「我々はGP3ドライバーをF1へ昇格させるリスクを冒すことを望んだ。リスクがなければ楽しみもない!」とヘルムート・マルコはコメント。レッドブルのジュニアプログラムを率いるヘルムート・マルコは、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタよりも3歳若いダニール・クビアトの起用は、2013年の急速な成長やドライバーテストでのパフォーマンスを見てのことだったと説明。ダニール・クビアトは「類まれなスピードを備えた几帳面な働き者である一方、とても静かで度胸がある」とし、「セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンのミックス」だと評した。以前、ダニール・クビアトはF1には若すぎると述べていたトロ・ロッソのチーム代表フランツ・トストも、ダニール・クビアト、アントニオ・フェリックス・ダ・コスタ、カルロス・サインツJr.の中ではダニール・クビアトが“大差をつけて”最も2014年のシートへの準備が整っていると述べた。関連:トロ・ロッソ、ダニール・クビアトを2014年のドライバーに起用
全文を読む