レッドブルが、新しいV6ターボエンジンが導入される2014年にあわせてエンジン名をルノーからインフィニティに変更すると報じられている。ルノーと資本提携している日産の海外高級ブランドであるインフィニティは、今年からレッドブルのタイトルスポンサーを務めている。 「来年は、インフィニティがルノーのエンジン代を支払い、その見返りとしての宣伝活動を求めている」と Auto Motor und Sportの通信員ミハエル・シュミットは述べた。
そのため、ルノーはF1で一緒に活動する新たなプレミアムパートナーを求めているとミハエル・シュミットは述べ、そのファーストチョイスは、ルノーの元ワークスチームであるロータスだという。 今、大きな問題となっているのはF1カスタマーエンジンの中で最も高い2,000万ユーロ(約26億円)以上とされるルノーエンジンの価格だ。 ライバルメーカーは、ルノーよりも安い価格を提示しており、すでにウィリアムズが2014年にメルセデスへのくら替えを決断したとされている。現在ルノーエンジンを搭載するロータスとケータハムは“ルノーの要求には応じられない考え”だとミハエル・シュミットは主張した。 だがルノーのアンバサダーを務め、取締役会のメンバーでもあるアラン・プロストはルノーの価格設定を擁護している。「ルノー・スポールF1の予算は年間1億5000万ユーロ(約196億8,000万円)だ。それで4チームに対応していることを想像すれば、ルノーの貢献の大きさがわかるだろう」