レッドブルは、F1イタリアGPの決勝レースで、セバスチャン・ベッテル、マーク・ウェバーともにリタイアという結果に終わった。セバスチャン・ベッテル (リタイア)「問題があることが分かったのは、クルマを止めた約300メートル手前だった。昨日の午前中と同じような、オルタネータのトラブルだった。ドライブスルー・ペナルティについては、あのように判定されたことだし、起きてしまったことだから何も言うことはないよ」
「今日はポイントを取り逃してしまったけれども、僕たちは全力で戦った。上位のクルマと比べると僕たちのスピードが遅いのが分かったと思う。スピードの問題さえなければ、いいレースになっていたと思う。これからはロングストレートが少ないサーキットがいくつか続くので、そこでまた挑戦するよ」マーク・ウェバー (リタイア)「レース終盤はリヤタイヤが摩耗してほとんど残っていなかったけれども、まあまあ激しくプッシュしていたんだ。ニコ(ロズベルグ)が2ストップの新しいタイヤで来ていたから、ポジションを守ってポイントを少しでも手に入れようとプッシュし続けていた。プッシュし過ぎたのがいけなかったのかもしれないけれども、ポジションを守ろうとしていたんだ。でもタイヤが完全にダメになってしまって、アスカリ・シケインの出口でスピンした。どうにか壁には接触しなかったけれども、タイヤにひどいフラットスポットができてしまったので、クルマへのダメージが心配だった。ここは時速330kmのサーキットだ。コースが見えなくなってしまったので、リタイヤを決断した」クリスチャン・ホーナー (チーム代表)「非常に残念なレースだった。2010年度韓国GP以来の無得点だ。セバスチャンのクルマにはオルタネータの同じ問題が発生した。再発防止のためにも、ルノーと共に調査を行う必要がある。この問題から、すでにバレンシアでも優勝を逃しているし、ここモンツァではポイントが獲得できなかった。残りの7戦に備えて、この問題を解決することが重要だ。マークにとっては厳しいレースだった。残念ながらレース終盤のタイヤの摩耗が激しく、高速スピンを起こし、それで出来たフラットスポットによってクルマが激しく振動するようになった。マシントラブルのリスクよりも、リタイヤという選択をした」シリル・デュモン (ルノー)「セバスチャンのクルマのオルタネータは昨日交換したが、残念ながら今日のレースでも同じトラブルが発生してしまった。この問題に関してはまだ調査している最中だが、規定範囲内の稼働でもオルタネータがオーバーヒートを起こし、動力供給が遮断されたことは分かっている。この問題がチャンピオンシップに影響を与えたことは明らかだ。レッドブル・レーシングには謝罪しなければならない。原因を解明するしか方法はない。シンガポールまでの最優先課題として取り組む」関連:F1イタリアGP 結果:ルイス・ハミルトンがポール・トゥ・ウィン
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