レッドブル、フェラーリ、マクラーレンといったビッグチームは、F1ヨーロッパGPで大幅な改良をマシンに加えている。Auto Motor und Sport は、そのなかでも最大の開発がみられるのはレッドブルであり、デザイナーのエイドリアン・ニューウェイは“改めて規約を完全に読み込んでいる”と報じた。
RB8には、ディフューザー後方への気流を改善するためにサイドポッドの下側を開けた“ダブルフロア”が導入されているという。セバスチャン・ベッテルは、新しいリアエンドで金曜日に最速タイムを記録した。レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは「まだデータを分析してみなければならないが、ドライバーからのフィードバックはポジティブだった」とコメント。「残りの週末もおそらく新しいパーツを使うことになるだろう」マクラーレンは、ルイス・ハミルトンがMP4-27の新しいリアサスペンショのさらなる進化型を使用していた。マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは「明日はジェンソンのマシンにそのパーツを装着できることを期待している」と述べた。フェラーリは、F2012にフロントウイングの新しいエンドプレート、エンジンカバー、フロア、エキゾーストを導入。序盤の問題から力強い復調を続けている。フェラーリのスポークスマンは「パーツがうまく機能すればそのままでいく。うまくいかない場合は、シルバーストンにむけてそれらを最適化していく予定だ」と述べた。フェルナンド・アロンソは、F2012の改善に自信を持っているようだ。「ここ4レースで、僕たちが持ち込んだ新パーツの全てが風洞で予想したとおりに機能している。それは僕たちがここ2年間苦しんでいたことだ」
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