レーシングブルズは時間を無駄にしなかった。バルセロナで行われているプレシーズンテスト初日から、すでに興味深い空力的イノベーションを投入している。ティム・ゴス率いる技術スタッフは、ノーズ上に2枚の小型フラップを配置するという解決策を提示し、今後の開発の方向性を切り開いた。このアイデアは、間違いなく他チームにも影響を与える可能性がある。
バルセロナでの合同テスト初日は、単なるデータ収集に終始するものだと考えていた者は、大きな見当違いだった。2026年型F1マシンは安定した走行を重ねているだけでなく、すでにいくつかのチームが最初の技術的アップデートを持ち込んでいる。新レギュレーション下では、開発すべきソリューションを磨き上げる時間が限られており、早期の投入が重要になるからだ。レーシングブルズは、リアム・ローソンがドライブするマシンでモンメロを走行しているが、今回使用しているノーズは、先週水曜日にイモラのエンツォ・エ・ディーノ・フェラーリ・サーキットで実施されたフィルミングデー仕様とは大きく異なっている。まず目を引くのは、先端部がより細くなり、全体的に丸みを帯びた形状を採用している点だ。これは空気抵抗の低減を狙ったデザインと見られるが、真の注目点は、ノーズ上に新たに追加された2枚の翼型プロファイルである。VCARB03の開発を統括するテクニカルディレクター、ティム・ゴスの指揮のもと、レーシングブルズの空力部門はフロントのダウンフォースを増加させるための巧みなアイデアを形にした。非常に厳しいレギュレーションの枠内であっても、革新的なコンセプトを試す余地があることを示している。ノーズ上のダブルフラップは、創造性に富んだ解決策であると同時に、ファエンツァのファクトリーで達成された高い製造品質をも物語っている。工場全体を統括するマッテオ・ピラッチーニのもとで構築された作業体制の完成度が、こうしたディテールに表れている。レーシングブルズは、非常に興味深い開発の道筋を切り開いた。今後数日のうちに、他チームのマシンにも同様のコンセプトが採用されていたとしても、驚くことではないだろう。