ビザ・キャッシュアップRBのチーム代表を務めるローラン・メキースが、2024年F1 アブダビGPを終え、今シーズンを振り返った。角田裕毅は12位、リアム・ローソンはリタイアでレースを終え、コンストラクターズ選手権6位を目指していたRBは、最後の2戦でポイントを獲得できずにランキング8位でシーズンを終えた。
レースでは、角田裕毅にクラッチの問題でスタートとピットストップに遅れが生じ、リアム・ローソンはピットストップでタイヤが緩んだままリリースされて10秒のストップ&ゴーペナルティを科され、最後はブレーキの問題でリタイアという技術面と運用面の弱さが露呈した。ローラン・メキースは、シーズンの締めくくりには満足できないと語る。「裕毅がスタートラインで問題を抱え、リアムはピットストップ中に問題が発生して10秒間のピットストップ・アンド・ゴーペナルティを受けたため、満足のいくシーズンフィナーレとはならなかった。今シーズン、チームが信頼性とピットストップの面で成し遂げたすべての良い仕事を考えると、特にこのような形でシーズンを終えるのは辛い」とローラン・メキースはコメント。「シーズン全体を振り返ると、新しいミッションと新しい名称で今シーズンをスタートした初日から、非常に激しい1年だった」「浮き沈みはあったものの、チームの将来に向けてより強固な基盤を築き始めている。今こそ、ファエンツァ、ビスター、ミルトン・キーンズ、ホンダ、そしてRBPTの全員に感謝を捧げる時だ。彼らの素晴らしい働きが、我々の進歩を可能にした」「また、今年の成長が著しかったドライバーの2人、裕毅とリアムにも特別な感謝を捧げたい。選手権での結果には満足していないが、ドライバーたちは昨シーズンと比較してほぼ2倍のポイントを獲得し、コース上での激しい戦いを繰り広げた」「冬の間には多くのエキサイティングな挑戦が待ち受けているが、2025年まで進歩を続けるために全力を尽くすつもりだ」ビザ・キャッシュアップRBは、角田裕毅と2025年の契約を結んでいるが、リアム・ローソンの継続は発表されておらず、来季はローソンがレッドブル・レーシングに昇格し、ジュニアドライバーのアイザック・ハジャーが角田裕毅のチームメイトになると見られている。
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