ビザ・キャッシュアップRBのレーシングディレクターを務めるアラン・パーメインが、2024年F1バーレーンGP初日のフリー走行を振り返った。日中のフリー走行1回目でソフトタイヤを投入した3チームのうちの1つだったRBは、ダニエル・リカルドがトップタイム、角田裕毅が4番手とタイムシート上では素晴らしいスタートを切った。
しかし、有力チームが本格走行をスタートさせたフリー走行2回目ではRBのドライバーは上位に名を連ねることはできず、リカルドが12番、角田裕毅は15番手で終了。これからFP2で上位に食い込めなかった理由を調べていくとパーメインは語る。「今日は我々にとってごく普通の日でした。午前中のセッションではソフトタイヤを履いたのでかなり速そうに見えた。今日はミディアムコンパウンドとソフトコンパウンドを2セットずつ走らせる予定だったし、FP1終了時にマシンのベースラインを把握して、FP2に向けた評価と変更に役立てることができた」「現状にはまずまず満足している。FP2で競争力が低下した理由を理解するために、行った変更を詳しく見ていく。全体的には、プログラムにあったすべてのテストを完了することができた生産的な1日だった」アラン・パーメイン(ビザ・キャッシュアップRB/レーシングディレクター)角田裕毅(15番手)「今日は簡単な日ではなかったし、僕たちはまだ目指すところには到達していません。プラクティス初日以降はそれが普通なので、心配する必要はありません。現時点ではQ3進出は難しいように見えても、明日の予選までに状況を好転させることができると確信しています。今夜はいろいろなことを検討しなければならないですが、僕たちの目標はまだ明日トップ10に入ることですし、そうなったら素晴らしいでしょう」ダニエル・リカルド(12番手)「僕たちにとってはいい1日だったし、いいテストだった。午前中に5分間の名声を手に入れたけど、自分の名前がトップに表示されるのは嬉しいことだ。でも、FP1でソフトコンパウンドを履いたチームはそれほど多くなかったし、今日の夕方には自分たちの本当の位置がわかるだろうと思っていた。日中は太陽が出ているので、FP1の好調な結果には考慮すべきことがたくさんあるけど、トラックコンディションは夜になると大きく変わる。FP1の後、いくつか調整を行ったけど、もう少しできることがあると思うので、データに没頭するのが楽しみだ。もっとタイムを出せるエリアがいくつかあるから楽観的でいられるし、すべてをまとめれば明日のQ3、土曜日のポイント争いができると感じている。トップ10に入れるかどうか見てみよう」