ビザ・キャッシュアップRB F1チーム(旧スクーデリア・アルファタウリ)のチーム代表を務めるローラン・メキースは、経験豊富な3人のシニア人材の採用がチームをF1で次のレベルに引き上げる助けになると考えている。メキース自身は、フェラーリから旧アルファタウリにチーム代表として移籍し、2024年シーズンに向けて動き始めたばかりだが、先週新チーム名が決定した後、さらなる重要人物が発表された。
ティム・ゴスはFIAテクニカルディレクターやマクラーレンでの経験を経て、10月からチーフテクニカルオフィサーに就任する。また、元レッドブル、マクラーレン、ロータスのエンジニアであるギヨーム・カッテラーニもテクニカルチームを強化し、アラン・パーメインがレーシングディレクターに就任する。「ティム、ギヨーム、アランの起用はチームに勝利のための膨大な専門知識を加えるものであり、彼らがチームをF1の次のレベルへと導いてくれることは間違いない」とメキースは語った。 「すでにチームには非常に強力で経験豊富なグループがあり、ティム、ギヨーム、アランのような高いスキルを持つ人材を迎え入れることで、我々の能力が高まり、ファクトリーでもトラックでもビザ・キャッシュアップRB F1チームの最高の技術基準を満たすことができるようになる」メキースのビザ・キャッシュアップRBでの直属の上司となるCEOのピーター・バイエルは、この追加がF1内でチームに望んでいる将来の体制の中核となると考えている。「これらの任命は、ビザ・キャッシュアップRBにとって力強い前進を意味します」とバイエルは述べた。「ギヨームとアランの起用は、マシンの設計と開発、そしてトラックでのパフォーマンスを向上させるだろう。そして、10月にティムが到着することで、我々にとっては次の段階へ進むための体制が整うことになり、チームの長期的な成功を確かなものにすることができる」カッテラーニとパーメインはすぐに活動を開始する予定だが、ゴスはFIAのメンバーがチームのポジションに移動する際の規則により、将来のレギュレーションやライバルチームの情報にさらされる可能性があるため、10月までは活動ができない。