キミ・ライコネンは、マクラーレンF1チームのチーム代表であるロン・デニスとの不仲について当時広く議論されていたものの、実際にはポジティブな関係だったと語る。ロン・デニスは、2002年にキミ・ライコネンがマクラーレンF1に加入したときにチームのCEOを務めていた。ライコネンは2006年までマクラーレンF1に所属していたが、その間、コース内外でのロン・デニスの規律に反した行動が大きな注目を集めた。
キミ・ライコネンは、ロン・デニスとの関係について“すべてに同意していたわけではない”としながらも、ほとんどがポジティブなものだったと考えている。「良い関係だったと思う」とキミ・ライコネンはBeyondn The Gridに語った。「もちろん、その件について多くの発言や記事があったけど、内部的には悪くなかったと思う」「僕たちは良い関係を築いていたと思う。もちろん、僕たちが同意しなかったことがいくつかあるけど、そういうものだ」キミ・ライコネンは2006年F1シーズン終了後にマクラーレンを離脱し、フェラーリに移籍したが、チームを離れた後もロン・デニスと仲良くしていたと語る。「僕がチームを離れた後も、トラックで彼に会うと、僕たちは物事について話したり、冗談を言ったりしていた」とキミ・ライコネンは説明した。「外では彼はトラックにいるときとはかなり違うと思う。悪く言うことは何もない」「特定の事柄について僕たちは異なる意見を持っているけど、そういうものだ」キミ・ライコネンは、フェラーリに移籍したことで、マクラーレンとの仕事の仕方の違いを経験した。マクラーレンとフェラーリの違いについて質問されたキミ・ライコネンは「物事をどのように実行するかという哲学、会議、そして、もちろん言語がある」と説明した。「会議などでは誰もが英語を話すけど、国籍が違いを生んでいた。イタリア人はイギリスのチームよりも特定のことに情熱を注いでいる」「でも、それは彼らが正しいか間違っているかという意味ではない。彼らは皆、何にでも良い面と悪い面を持っている」