キミ・ライコネンは、マックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンのライバル関係をメディアが誇張していると考えている。昨年までルイス・ハミルトンはタイトルを4連覇しており、今年も楽にその記録を伸ばし、前人未踏の8回目のF1ワールドチャンピオンを獲得すると予想されていた。
しかし、2021年はマックス・フェルスタッペンという過去数年で最も激しい挑戦者が現れた。残り2ラウンドとなった現時点でフェルルスタッペンはハミルトンを8ポイントリードしている。その過程で、特にシルバーストンとモンツァで論争となった接触など衝突の瞬間が何度かあり、F1で最大のひとつに数えられる戦いが繰り広げられている。しかし、2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、メディアがそのライバル関係を煽りすぎていると感じている。過去の年と2021年のタイトル争いを比較するように求められたキミ・ライコネンは「自分が関与していないので、そこまで激しくはない」とGPFansに語った。「僕にとって、そこは問題ではない。最後のレースの終わりに最も多くのポイントを持っている人は勝つということだ」「正直、近づく人は誰もが常に多くの厳しいバトルに巻き込まれるものだし、ある日は一人が勝ち、別の日にはもう一方が勝ったりするものだ」「でも、それについて多くのことが書かれているし、僕の見解ではそこまで大したことではないものが大袈裟なストーリーとして書かれていることが多いと思う。でも、それがF1であり、メディアだと思う」F1ブラジルGPでのマックス・フェルスタッペンとルイス・ハミルトンとのターン4でのバトルは、FIAがホイール・トゥ・ホイールの戦闘をどのように許容するかを逆に不確実なものにし、フィールド全体のドライバーに影響を与えている。ルイス・ハミルトンに対する彼のリードを守るために、マックス・フェルスタッペンはターン4で自分自身とハミルトンをコースから外したが、スチュワードは調査に値すると見なさなかった。したがって、ドライバーは明確化を求めてFIAと話し合ったが、マックス・フェルスタッペンを除いたドライバーは混乱は解消されていないと述べている。だが、キミ・ライコネンは、この件についても、自分はトラック上ではるかに悪い状況にさらされてきたとし、実際には何もないところから物語が作られていると感じている。サンパウロでの論争の的となったバトルについて、キミ・ライコネンは「分からないけどね。もちろん、彼ら二人ともがコースを外れた」とコメント。「でも、彼らは接触したわけではないし、それについてあまり言うことはないん。クレイジーなことはなかったと思う。僕もっと悪い状況を見てきたし、もっと悪いバトルに関与したことがある」「言ったように、多くのことが実際よりもはるかに悪いかのように書かれている」