キミ・ライコネンは、F1から引退するかどうかを決断する際には運転しているマシンの競争力よりも家族との生活が重要な考慮事項であることを明らかにした。今年、アルファロメオはペースに苦戦しており、キミ・ライコネンはまだ1回しかQ2進出を果たしておらず、獲得ポイントも0のままとなっている。そのため、キミ・ライコネンはチームとの契約が終了する今シーズン末でF1を引退するのではないかと囁かさえている。
スイスの自宅で妻と2人の子供と暮らすキミ・ライコネンは、F1から引退するかを判断する際には家族が主な要因になると認める。2001年にF1デビューし、実際には2010年と2011年に一度F1から離れているキミ・ライコネンだが、来年、F1で20周年を迎えることになるかとの質問には「まだ決まっていない」とF1ベルギーGPの木曜記者会見でコメント。さらにアルファロメオ以外のチームで走る走る可能性について質問されたキミ・ライコネンは「まず何をするかを決める必要があります。それによって、彼らとレースをするのか、しないのかについて何かが変わるとは思わない。何をするかを決めるまではそのようなことはあまり僕のリストにはない」と答えた。F1を継続するかの決定は、アルファロメオのポテンシャルなのか、もしくはそれよりも大きな全体像によって決まるのかと質問されたキミ・ライコネンは、後者の方がより大きな影響を与えることを示唆した。「明らかにそれも違いを生むだろう。良いポジションでレースをして、ポイントを争うことを望んではいるけど、正直に言って、新しい年ではどこに行けば良いか、もしくは悪いかは保証されていない」とキミ・ライコネンは語った。「僕には全体像がはるかに重要だと思う。まず第一に家族が来る。明らかに子供たちが大きくなってきているしね」「今年は家にいる時間が多かったのは素晴らしいかったけど、レースに参加するかどうかにかかわらず、実際にそれが決断の要因になると思う」「家に帰って、他のことをしたいと思うときが来るかもしれない」