キミ・ライコネンが2010年にF1を離れたのは、真剣にラリーに挑戦するためだとライコネンのマネージャーは主張している。フェラーリとの契約を1年早く解消したキミ・ライコネンは、その後、マクラーレン、トヨタ、メルセデスGPへの移籍が噂されていたが、最終的にはシトロエンからWRCにフル参戦する契約を結んだ。ライコネンのマネージャーを務めるスティーヴ・ロバートソンは、ライコネンは真剣にラリーに挑戦するためにF1のオファーを断ったと“Turun Sanomat”紙に語った。
「メルセデスはキミを欲しがっていた。だが、そのときには彼はすでにWRCに行くことを決断していた。キミは、考えを変えていない」フェラーリのチーム代表であるステファノ・ドメニカリは、ラリー進出が常にライコネンの目標だったと語る。「数年前にすでにキミとそれについて話していた」とドメニカリはイタリアの“Autosprint”にコメント。「彼は常に世界レベルでラリーをしたがっていた」キミ・ライコネンは、スウェーデンでWRCシーズンがスタートする2週間前に北極圏ラリーでシトロエンC4でのデビューレースを行う。ライコネンのコ・ドライバーを務めるカイ・リンドストロームは、1月にフィンランドでプレテストを行う可能性についても語っている。「我々はそれを望んでいるが、現段階ではシトロエンと計画に同意していない。来年になればもっとわかるだろう」