2007年のF1ワールドチャンピオンであるキミ・ライコネンは、18年前にF1キャリアをスタートしたときは“もっと早く”にF1をやめていると考えていたと語る。2001年にザウバーでF1デビューを果たしたキミ・ライコネンは、今週末のF1ロシアGPで307回目のスタートを切ることになり、レース数でミハエル・シューマッハとジェンソン・バトンを上回ることになる。
アルファロメオ・レーシングとの契約があと1年残っているキミ・ライコネンは、来シーズン終了すべてのレースに出場すれば合計で334戦となり、フェルナンド・アロンソ(311)とルーベンス・バリチェロ(322)を抜いて、最多F1出走記録を手にすることになる。しかし、キミ・ライコネンは、F1キャリアをスタートしたときは、これほど長く続けるつもりはなかったと語る。これほど長くF1を続けることを想像していていたかと質問されたキミ・ライコネンは「まったく考えていなかった。もっと早くにやめることを願っていたと思う」とコメント。「こんなに長くレースをしているとは考えてもみなかった。少なくともあと1~2年は続けたいね」「物事は少し違ってきた。でも、前もって計画を立てるようなことはしなかったし、今でもしていない」「僕たちは良い結果を出そうとしているし、それを楽しんでいる限りはもちろんレースを続ける。何が起こるかを見てみるつおmりだ」自分がF1で戦った期間を誇りに思っているかと質問されたキミ・ライコネンは、まったく気にしておらず、ただレースを続けているだけだと語った。「あまり考えていない。自分のいるべき場所で走れている、自分がやれることをやっていると感じている限り、続けることに満足だ。そうだと感じている。加えて、レースが他のナンセンスなことよりも大きな部分である限りはね」「『こんなにレースをしたのか。素晴らしいことだ』と考えるようなことはない。僕にとっては結果が何よりも重要だ。いつかやめる日がくるかもしれないし、しばらくして振り返ったら何か意味があると感じるかもしれないけど、今はそうではない」