キミ・ライコネンは、現在のアルファロメオ・レーシングのマシンは“完璧からは程遠い”と認める。今年、アルファロメオ・レーシングは素晴らしいスタートを切り、キミ・ライコネンが4戦連続でポイントを獲得していたが、ここ3戦ではノーポイントで終えており、F1カナダGPではライコネンが2005年のオーストラリア以来となるQ1敗退を喫した。
アルファロメオ・レーシングは、コンストラクターズ選手権でノーポイントのウィリアムズを上回っているだけの9位に沈んでいる。F1カナダGPの週末前、キミ・ライコネンは「ここでもっと通常のポジションに戻れることを期待している」とキミ・ライコネンはコメント。「大きく間違っているものはないけど、とにかく僕たちはスピードが欠けている」だが、F1カナダGPの予選では、アントニオ・ジョビナッツィが13番手、キミ・ライコネンは17番手、決勝ではジョビナッツィが13位、ライコネンは15位でレースを終えた。「かなり難しい週末だった。十分なスピードがなかったし、クルマは完璧からは程遠い状態だった。いい感じで周回できたときもあれば、悪いときもあった。まったく一貫性がなかった」とキミ・ライコネンは Ilta-Sanomat にコメント。「12位や13位ならば、たとえ最下位であっても気にはならない」アルファロメオ・レーシンは、フェラーリの類似したフロントウイングを含めたマシンコンセプトでタイヤに苦労しており、それが主な原因だと考えられている。「みんなが同じタイヤを使っている。今後数レースで新しいパーツを得られるはずだし、それがポイント争いに戻るために役立ってくれることを願っている」
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