キミ・ライコネンは、2019年も自分がフェラーリのドライバーであるかどうかはまだわからないと語る。少し前まではイタリアメディアが、フェラーリは2019年にキミ・ライコネンに代わって今年ザウバーで活躍をみせる育成ドライバーのシャルル・ルクレールを起用すると報道。500万ユーロ(約6億4000万円)の2年契約提示したとの具体的な数字まで出ていた。
しかし、その後、シャルル・ルクレールのフェラーリ昇格を推進していたセルジオ・マルキオンネ会長が急逝。新会長にジョン・エルカン、CEOにルイス・キャリー・カミッレーリが就任した。フェラーリの新たなマネジメント陣はセバスチャン・ベッテルのチームメイトとしてキミ・ライコネンを残留させるべきだと考えていると報じられている。「もちろん、残りたいけど、それはフェラーリだけが決められることだ」とキミ・ライコネンは Sport Bild にコメント。「僕もみなさんと同じように待つことしかできない」キミ・ライコネンは、セバスチャン・ベッテルと非常にうまく仕事ができていると語る。「僕たちはたとえクラッシュしたとしても、会話をすれば問題はない」とキミ・ライコネンはコメント。「彼は自分がミスをすればそう言う男だし、それは僕も同じだ。そのような雰囲気で仕事をできた方がはるかにいいし、クルマを速くすることもできる」「僕たち二人はフェラーリをワールドチャンピオンにするという同じ目標を持っている」また、キミ・ライコネンは、その目標のためにセバスチャン・ベッテルの方がタイトルを獲得するチャンスがあるのであれば、自分は“ナンバー2”として支える準備さえあると語る。「チャンピオンシップもある時点までくればチームが優先される。僕は昨日F1にやってきたわけではない」38歳になったキミ・ライコネンはすでに全盛期を過ぎたとの見方があるが、今シーズンは優勝こそないものの、最近の5戦連続表彰台を含め、2位を2回、3位を6回と合計8回の表彰台を獲得し、ドライバーズ選手権で2位のセバスチャン・ベッテルから43ポイント差の3位につけている。
全文を読む