キミ・ライコネンの妻ミントゥ・ライコネンが、F1イギリスGPの決勝でライコネンが意図的に突っ込んできたことをほのめかしたルイス・ハミルトン(メルセデス)を口撃。“女の子みたいに泣く”人にメッセージを送った。ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトンだったが、蹴り出して出遅れて後退。ターン3で3番手を争っていたキミ・ライコネンと接触してスピンしてほぼ最後尾まで後退し、母国シルバーストンでの5連覇という夢は大きく遠のいた。
それでも、ルイス・ハミルトンは挽回をみせ、最終的にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に次ぐ2位でフィニッシュ。しかし、失意のハミルトンはコース上でのトップ3インタビューをボイコットして、表彰台の控室に入ってしまった。レース後、ルイス・ハミルトンは1周目での接触をフェラーリによる“興味深い戦略”だと語り、メルセデスのモータースポーツ責任者を務めるトト・ヴォルフも「意図的なのか?ただの無能なのか?」とコメントしていた。メルセデスはこのトリプルヘッダーのうち2戦でオープニグラップでフェラーリにぶつけられている。F1フランスGPではセバスチャン・ベッテルがターン1でバルテリ・ボッタスにぶつかっている。レースを終えたセバスチャン・ベッテルはそのような憶測を“馬鹿らしい”と一蹴していたが、キミ・ライコネンはコメントを拒んでいた。しかしながら、F1イギリスGPでチェッカーフラッグが振られた数時間後、ライコネンの妻ミントゥ・ライコネンはInstagramにルイス・ハミルトンのメッセージだと思われるコメントを投稿している。「負けて女の子のように泣くくらいなら、バレーをやりなさい。#ただの戯言」ルイス・ハミルトンは、F1イギリスGPでポールポジションを獲得した際、感極まって目に涙を浮かべていた。だが、キミ・ライコネン自身は、マシンを降りてすぐにルイス・ハミルトンへの接触は自分に非があったと認めており、10秒ペナルティも妥当だと語っていた。F1イギリスGPの結果を終え、ドライバーズ選手権ではセバスチャン・ベッテルがルイス・ハミルトンへのリードを8ポイントに拡大し、コンストラクターズ選手権ではフェラーリがメルセデスに20点差をつけて首位に立っている。