フェラーリのキミ・ライコネンは、2018年のF1マシンに新たに導入されたコックピット保護デバイス『Halo(ヘイロー)』はレースで特に気にならなかった語り、逆に日よけにちょうど良かったと淡々と語った。F1ドライバーの頭部を保護するために導入されたヘイローだが、F1マシンのルックスを大きく変化されることもあり、過去数カ月にわたって論争を生んできた。
先週末に開催されたF1オーストラリアGPでは、ヘイローが全20台に搭載されての初めてのレースとなった。レースで何か違いがあったかと質問されたキミ・ライコネンは、逆にいい方向に作用したと語る。「テストの時もそうだったけど、何も変わらない。まったく気にならない」とキミ・ライコネンは述べた。「日差しを避けるのに役立ったね。ちょうどいい高さくると、まぶしい日差しを遮ってくれるんだ」F1オーストラリアGPの決勝スタート時刻は現地時間の午後4時10分であり、レースが進行するにつれて太陽は沈んでいった。キミ・ライコネンのチームメイトでレースウィナーとなったセバスチャン・ベッテルも、日差しを避けるのに役立ったと同意。唯一気になったのはファンに手を振ろうとした時だったと語った。「ここでは良いことしかなかったよ。安全だしね」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「見た目が嫌いな人もいるかもしれないけど、僕たちにとってはいつか役に立つ日が来るかもしれない。だから、あったほうがいいと思う」「レース中は何も問題はなかった。キミが言ったようにむしろ役に立っていたくらいだ。サンバイザーの働きをしてくれたし、助かったよ」 「ちょっと邪魔になったのはパレードラップの時かな。グランドスタンドにいる人たちがよく見えなかった。下から見た方がいいのか、上から見た方がいいのか探ってみたけど・・・上からは身長が足りなくて無理だったと。それ以外に違いはないね」