キミ・ライコネンは、開幕戦がスタートするまでフェラーリがメルセデスに対してどの位置にいるか推測しようとするのは無意味だと述べた。これまでのプレシーズンテストの最速タイムは、まだセバスチャン・ベッテルがウルトラソフトで記録したものだが、1日(火)にはメルセデスがソフトタイヤでわずか0.2秒遅れのところまで迫った。
これまでのタイムを分析するよう依頼されたキミ・ライコネンは、推測には興味がないと語った。「推測しようとしても無意味だ・・・人がやるのは自由だけど、僕にはその意味がわからない」とキミ・ライコネンはコメント。「彼らが何をやっているかわからないし、彼らも僕たちがやっていることはわからない。ラップタイムを見ることはできる。接戦だったり、そうじゃなかったり、タイヤが違っていたり、いろいろと違っていたり・・・」「言ったように、僕たちは良い感触を得ている。僕たちが冬の間にかなりの進展を遂げたのは確かだけど、それで十分かといえば、それは誰にもわからないことだ。だいたい自分たちの望んでいたところにいると思うけれど、どうなるかはやってみなければわからない」キミ・ライコネンは、1日(火)の午後はギアボックストラブルによって多くの時間をガレージで費やすことを強いられた。座ってセッションを見ている間、メルセデスが示す信頼性とペースに懸念を抱いたかと質問されたキミ・ライコネンは「彼らにとっては良かったと思うよ。僕たちから何かを奪ったわけでもないしね」とコメント。「僕たちはまだレースシミュレーションをやる計画ではなかった。全員が自分たちのことをやっている。ただ周回を重ねるだけでも特定のエリアでは明確に役に立つ。でも、僕たちがやりたいことは、彼らとは違っているかもしれない」「僕たちは自分たちのことをやっていたし、小さな問題もあった。でも、それもテストの一部でだし、レースで起きるよりは今トラブルが起きてくれた方がずっといい。少なくとも自分たちが何をしなければならないかはわかっている」「もちろん現時点でもう少し良くなっていた可能性もあった。でも、テストの目的はトライすることだ。当然、何かが壊れたり不具合が出てきたりすれば、それを修正することができるし、まだ時間はある。毎年同じだ。プッシュ、プッシュ、プッシュして問題が発生し、それを修正していく」「心配しているか? まったくしていない。それがテストの目的だし、いろいろと試してクルマについて学んでいる。まだ走行できる日はたくさんあるし、いくつかのことが起こるのは当たり前のことだ。普通の進行だし、まだやることはある。さっきも言ったけど、少なくとも僕が覚えている限りでは毎年同じだ。レースはまた別の話だ」関連:2016年 F1バルセロナテスト 1日目:メルセデスがトップタイム