キミ・ライコネンは、チームメートのセバスチャン・ベッテルとの良好な関係がフェラーリにとって「安らぎ」を与えたと考えている。昨年、フェラーリの混乱はピット内の緊張関係によって悪化。キミ・ライコネンとフェルナンド・アロンソはかろうじて言葉を交わす程度だった。しかし、今年キミ・ライコネンはセバスチャン・ベッテルとチームを組む。ベッテルは4度のワールチャンピオンであるだけでなく、F1パドックでは珍しいライコネンの友人でもある。
「もちろんドライバー同士が話をする関係でいるほうがいい。一緒に仕事ができるし、話し合える」とフィンランドのテレビ局 MTV にコメント。「秘密や政治的なかけひきがないのは、チームにとっても大きな安らぎだし、アドバンテージになる」また、セバスチャン・ベッテルと働くことはマシン開発においても有利だとキミ・ライコネンは語る。「僕たちは好きなクルマのタイプがよく似ている。セットアップもいつもかなり近いものだ。おかげでチームも仕事がしやすいし、クルマの開発もやりやすい」36歳のキミ・・ライコネンはフェラーリと1年契約を結んでおり、2016年シーズン後には放出されるのではないかという噂も絶えない。バルテリ・ボッタスは自分がキミ・ライコネの後任候補だったと語っている。しかし、バーニー・エクレストンは、フェラーリがキミ・ライコネンとの契約を更新したのは正しかったと考えている。「フェラーリにとってキミ・ライコネンより良い仕事ができた者がほかにいると本当に思うのか? 私にはそうは思えないね」キミ・ライコネンは、自身の2015年シーズンについて“平均的”という評価を下しているが、2016年に向けてこう話した。「来年はまたゼロからスタートする新たなチャンスだ。昨年に比べれば、ペースはまずまずだったけれどね」「良い流れがなければもっと心配するだろう。もちろん常に改良の余地がたくさんあったとしてもね」
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