キミ・ライコネンは、豪雨によって延期となったF1アメリカGPの土曜日の予選中にテレビを賑わかせた“サーカス”に興味はなかったと認めた。最終的に予選がキャンセルになるまで、セッションが3時間ディレイとなった。ピットレーンで時間を持て余したチーム関係者は、ずぶ濡れの観客を楽しませるために違った方法で最善を尽くした。
メカニックは間に合わせの“ボート”でレースを催し、レッドブルのデュオはダンス、ニコ・ロズベルグはサッカーの腕前を披露した。トロ・ロッソの“父親”勢のヨス・フェルスタッペンとカルロス・サインツは、息子のレーシングウェアとヘルメットを被り、マシンに乗り込むパフォーマンスをみせた。しかし、キミ・ライコネンが姿を現すことはなかった。お祭り騒ぎに興味を持たなかった理由について質問されたキミ・ライコネンは「正直な答えを聞きたい?」と Turun Sanomat に述べた。「これはF1であって、サーカスではない。人々は走りを見に来ているわけだし、それが僕たちにできる全てだと思っている。雨によるディレイは時々起ることだ」「誰もが望んだことをしていいし、僕は悩まなかったよ。でも、これが僕のチョイスだ。言ったように、僕たちはサーカスにいるわけではない」フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、キミ・ライコネンの態度を支持した。「我々はF1にいるのであり、シルク・ドゥ・ソレイユにいるわけではない。我々は同じ“ショー”をしなかったが、我々は土曜日にガレージで車椅子の子供たちを招待していた」「それはテレビには映らなかったが、少なくとも我々は彼らに特別な何かを与えた」
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