キミ・ライコネンは、F1の無線通信は非公開にするべきで、テレビで放送するべきではないというフェルナンド・アロンソの意見には賛成していない。フェルナンド・アロンソは、チームは無線で話していくことが公開されることについて心配するべきではないと考えていると述べた。このコメントは、鈴鹿でホンダのエンジンを“GP2エンジン”と揶揄したことが論争を呼んだことを受けてのものだ。
しかし、そのフェルナンド・アロンソの意見について質問されたキミ・ライコネンは「非公開を保てるかどうかはチームとドライバー次第だ」とコメント。「僕たちは多くのことを議論するミーティングを設けているし、それは非公開のままだ」「僕たち全員がそれがどのように働くかをわかっている。無線でそれらが放送されるときもある。それが好ましいかどうかは僕たち次第だ」「非公開のままにしておきたければ、簡単に非公開にしておくことができる」キミ・ライコネンは、無線がF1のテレビ放送の見所を増していると考えており、それにいついて不満を言う理由がわからないと考えている。「すでに何年もわかっている単純なことだ。通常、無線はテレビで流れてしまう」「それは全員にとって同じことだし、秘密なことではない」「視聴者やテレビにとって良いことだと思う。何が起こっているのかを聞くことができれば、さらに面白いと思う」そう語るキミ・ライコネンは、チームとの率直なやりとりが人気となっている。ロータスでF1復帰後初優勝した2012年アブダビGPで執拗に状況を伝えてくるエンジニアに「ほっといてくれ。自分のしていることはわかっている(Leave me alone, I know what I'm doing)」と返した無線はもはやF1の名言と言われるくらい有名。また、2014年のオーストリアGPでは「1周あたりコンマ2秒が必要だ」との指示に「だったらもっとパワーをくれ!」と即答している。関連:フェルナンド・アロンソ 「F1のチーム無線は放送されるべきではない」
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