フェラーリとキミ・ライコネンにとって、7月31日(金)は重要な日付となりそうだ。フェラーリとキミ・ライコネンとの契約には、フェラーリ側に延長オプションの行使権があることがわかっている。Corriere dello Sport によると、そのオプションをフェラーリが行使するかどうかの期限が7月31日までと定められているという。
キミ・ライコネンは最近、「まったく心配はしていない。そのうちわかる」と語っていた。 だが、この言葉はチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネが予選の改善を求め、表彰台を失ったスピンを喫する前のものだ。 「以前に述べた通り、すべては結果次第だ」と、キミ・ライコネンの2016年残留についてアリバベーネは述べている。「彼に与えた目標を達成しているなら、そうしない理由はないだろう?」 キミ・ライコネンがチームに残らなかった場合、フェラーリの希望者リストのトップには、バルテリ・ボッタスとダニエル・リカルド載っているとされる。 しかし、レッドブルはダニエル・リカルドと“鉄壁”の契約があると主張しており、ウィリアムズにもオプションを行使することで自動的にボッタスをキープする権利があるという。 将来について質問されたバルテリ・ボッタスは「まだ何かを言うのは早すぎる」とコメント。「今はこのチーム(ウィリアムズ)で最高のリザルトを出すことだけに集中している」 一部の情報筋によると、これらの状況からフェラーリが取ると考えられる最も可能性の高い行動は、2016年にキミ・ライコネンを残し、バルテリ・ボッタスとダニエル・リカルドがマーケットに出るのを待つことだという。 しかし、フェラーリが選択肢に困ることは決してないとマウリツィオ・アリバベーネは語る。「現時点では今の2人のドライバーに集中している。だが、もし必要であれば、すぐにでもフェラーリのシートに飛び乗る準備ができているドライバーがいることもよく知っている。それは問題ではない」マウリツィオ・アリバベーネは、カナダでキミ・ライコネンの力を引き出そうと努力しているとカナダで述べていた。7月31日までにグランプリは3戦しかない。オーストリア、シルバーストン、そしてハンガリーだ。 「キミに命令することはできない」とマウリツィオ・アリバベーネは認めた。「そうではなく、必要なのは彼と話し、信頼を示すことだ。彼は時々、自分自身が最大の敵になってしまうことがある」 「だが、こちらが100%信頼していることを示せば、120%で応えてくれる」 当のキミ・ライコネンは残留に乗り気だ。 「F1にはたくさんいいチームがあるけど、フェラーリはひと味違う」とキミ・ライコネンは Canal Plus に述べた。 「今年のチームは僕がいた中でベストだ。働き方も、雰囲気も、やっぱりフェラーリはフェラーリだ。選べるならいつだってここを選びたい」
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