キミ・ライコネンは、シーズンを通して苦戦し続けた2014年を忘れてしまいたいと語った。今シーズン、古巣フェラーリに復帰したキミ・ライコネンだが、ここまでわずか47ポイントの獲得にとどまっており、チャンピオンシップは12位に沈んでいる。ベストリザルトはF1ベルギーGPの4位だ。
キミ・ライコネンにとって一番の問題は、フロントエンドのグリップ不足に順応できずに思うようにドライブできていないことだ。2014年は忘れたいシーズンかと質問されたキミ・ライコネンは「チャンピオンシップに勝てなかったシーズンは毎年そうだ。僕はたった一度しか勝っていないので、それ以外は多かれ少なかれ忘れてもいいシーズンだ」とコメント。「レースに勝つため、チャンピオンシップに勝つためにここにいる。チャンピオンシップに勝てなければ、それはすべて失敗したということだ。2位でフィニッシュしようと20位でフィニッシュしようと大きな違いはない」「厳しい一年だったけど、もちろん、今年から多くのことを学んだから、将来それが役に立つはずだ。どのレースでも難しいことばかりだと楽しくはないけどね」「チャンスがもっとあれば誰だって楽しめる。でも、F1ではそういうときもあるし、やれると信じることが大切だと思う」「僕は自分たちがいるべき場所に戻れると確信している。そうなればいろんなことを忘れられるだろう」また、キミ・ライコネンは、2015年マシンが改善をもたらすことを願っているが、来年2月のプレシーズンテストが始まるまではっきりしたことはわからないと認める。「数字やいろんな話を聞くけど、毎回同じことだ。サーキットでクルマに乗ってみなければ、実際にどれだけ優れているかはわからないし、どんな感触なのかもわからない。たくさんありすぎて、ちょっとした変更でも影響があるかもしれない」「新車のデザインは早々にスタートしている。もちろん今年の取り組みについてもヒアリングがあったし、パフォーマンスが不足していると感じている部分を改善するためにいろんなことを変えている。実際には最初のテストまでどんな感じか正確にはわからないけどね」「でも、僕はみんなを信じているし、今よりもっと優れたマシン、優れたパッケージになると信じている。でも、どれだけすごいかとなると、来年2月にならなければわからない」