キミ・ライコネンは、F1モナコGPのスチュワードが、自分のレースを台無しにしたマックス・チルトンとの接触事故を重要視しなかったとして不満を述べた。27周目、エイドリアン・スーティルがヌーベルシケインでクラッシュしたことでセーフティカーが導入。数周後、周回遅れのクルマは追い抜きを認められたが、その際にミラボーでマックス・チルトンがキミ・ライコネンに接触。キミ・ライコネンは履き替えたばかりのタイヤがパンクし、緊急ピットインを強いられた。
これにより、3番手を走行していたキミ・ライコネンは表彰台のチャンスは事実上失った。スチュワードはこのインシデントに関してマックス・チルトンを懲戒処分に科し、レース終盤にヘアピンでケビン・マグヌッセンと絡むインシデントを起こしたキミ・ライコネンにも同様に懲戒処分が下された。ただ、キミ・ライコネンはスチュワードから呼び出しを受けた際、スチュワードはマックス・チルトンとのインシデントではなく、レース終盤の自身のインシデントと、キミ・ライコネンがドライバーズパレードを欠席した理由についてより注目していたように感じたと述べた。処分が下される前、キミ・ライコネンは「セーフティカーの一件なんて、僕が聞くまで誰も話していなかった。こういうことが簡単に行かないことはよくある。あのせいでレースが台無しになったのは間違いないけど、彼らは明らかに興味を持っていなかった」とキミ・ライコネンは述べた。「ドライバーズパレードを欠席した理由を聞かれたけど、体調が悪かったからだ。彼らは、そういうことは大袈裟に扱うくせに、重要なことはそうはしない」レース序盤には3番手につけ、セーフティカー導入前にはダニエル・リカルドを引き離しつつあったキミ・ライコネンだが、まだフェラーリのハンドリングに満足できていないと明かした。「うまくいかない小さいことが積み重なると大きな違いになってしまう。不運な出来事だったけど、まだクルマに満足できていない。レースは予選よりも良かった。でも、僕たちが望む場所にたどり着くにはまだまだ道のりは長い」
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