キミ・ライコネンに、世界ラリー選手権(WRC)に参戦するチームの代表を務めるマルコム・ウィルソンがフォード・フォーカスのWRCマシンをテストしないかと申し出ている。「彼にテストをオファーした。我々にとって素晴らしい機会になるだろう」ライコネンのフェラーリとの契約は2009年末に終了するが、ライコネンは最近、F1を引退した後はラリーへ参戦することに興味を持っていると語っていた。
現在のWRCチャンピオンであるセバスチャン・ローブも、ライコネンが将来ラリーへ転向するかもしれないという考えを受け入れているようだ。「彼を歓迎するよ。ビッグネームがラリーに来るのは良いことだからね。」セバスチャン・ローブは、サーキットでのレースと基本的な違いにより、ライコネンのラリー転向は困難だとしながらも「でも、彼には才能があるし、いくらか訓練すれば、感覚を掴んで、適当するだろうね。」と語った。また、フェラーリの親会社であるフィアットが、インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)に参戦中のアバルトを、2010年からWRCに移したいと考えているとの報道もなされており、もしそうなれば、フィアットはライコネンの転向を大歓迎するだろう。