レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールによる買収が噂されるなか、アストンマーティンは複数の潜在的な投資家と交渉中であることを確認した。先週、アストンマーティンの株価がロンドン証券取引所で下落しているおり、カナダの大富豪でレーシング・ポイントF1チームのオーナーのひとりであるローレンス・ストロールが買収に関心を示していると報じられた。
アストンマーティンは12月13日(金)に“最近のメディアの推測に留意”した声明を発表。「同社は、資金調達要件と様々な資金調達オプションを検討していることを確認する。また、株式投資を含む場合も含まない場合もある長期的な関係の構築に関連して、潜在的な戦略的投資家との初期段階の議論を行っている」「必要に応じて、さらなる発表が行われる」アストンマーティンは昨年ロンドンの株式市場に上場して以来、その価値が低下しており、売却を検討していることを報じられていた。アストンマーティンの株価は、発売時の19ポンドから5ポンド前後に下落し、2019年上半期で8,000万ポンドの損失を出している。ローレンス・ストロールは、アストンマーティンを買収した後、レーシング・ポイントF1チームのブランディングを変更し、アストンマーティの伝統的案ブリティッシュ・グリーンにチームのカラーリングを変更するとも報じられている。アストンマーティンは、2021年から導入される新しいF1レギュレーション下でエンジンサプライヤーとしてF1に参入することに興味を示していたが、2021年に導入される新しいF1レギュレーションは高額なMGU-Hの継続を含め、ほぼこれまでと変化はなく、コスト削減が望めないため参入を断念している。