2025年F1カタールGPの予選Q1は、ルサイル・インターナショナル・サーキットで大きく路面が進化する難しいコンディションの中で行われ、角田裕毅(レッドブル)がQ1敗退となった。チャンピオンシップを争うランド・ノリスがトップタイムを記録した一方、フェラーリ勢を含む多くのドライバーが混戦の中でタイム更新を強いられる展開となった。
最終盤のトラックエボリューションが極端に大きく、順位が激しく入れ替わる中、角田裕毅(レッドブル・レーシング)は一時16番手から改善を見せる場面もあったが、最終的にタイムを伸ばしたガブリエル・ボルトレト(ザウバー)によりノックアウトゾーンへ押し戻され、Q1敗退が決定した。ルイス・ハミルトン(フェラーリ)やランス・ストロール(アストンマーティン)、フランコ・コラピント(ウィリアムズ)もQ1で姿を消す波乱となった。Q1 終盤は激しいタイム更新合戦に残り5分を切ると路面コンディションが急速に向上し、ほぼ全ドライバーがタイム改善を連発。マックス・フェルスタッペンは新品ソフトでトップに浮上したが、その直後にランド・ノリスが再び最上位へ。オスカー・ピアストリも続き、上位勢は0.1秒以内の僅差で並ぶ予選らしい緊迫感に包まれた。一方、フェラーリ勢はグリップ不足に悩まされ、シャルル・ルクレールは中古ソフトでの走行後、早くも新品タイヤ2セット目を投入。5番手に浮上したものの、依然として不安定な挙動を抱えながらの走行となった。角田裕毅は16番手、ハミルトンは18番手で敗退残り1分、角田裕毅は当初ルイス・ハミルトンを押し出す形でタイムを更新したが、その後リアム・ローソンが上位へ浮上し、さらにアレクサンダー・アルボンも改善。順位が一気に動く中で角田裕毅は16番手へ後退し、最後のアタックも残っていなかったためQ1敗退が確定した。脱落した5名は以下の通り。■ 16番手 角田裕毅(レッドブル・レーシング)■ 17番手 エステバン・オコン(ハースF1チーム)■ 18番手 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)■ 19番手 ランス・ストロール(アストンマーティン)■ 20番手 フランコ・コラピント(ウィリアムズ)ストロールは序盤から19番手付近に沈み続け、最終アタックでも改善できずに敗退。ハミルトンは新品ソフト2セット目に賭けたが、タイム更新ならず18番手止まり。ウィリアムズのコラピントはコースオフの影響で有効なラップを残せなかった。序盤は渋滞とトラックリミット、終盤は新品タイヤ投入ラッシュQ1開始直後はピットレーン出口に大行列ができ、アレクサンダー・アルボンがエステバン・オコンを強引に追い越す場面もあり、スチュワードは同件をセッション後に調査すると通知。トラックリミット違反も多発し、アルボンは1周目のタイムを即削除されるなど混乱が続いた。残り9分になると多くのドライバーが新品ソフトを投入し、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)が暫定トップへ。フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)も上位に絡み、上位から下位まで全く油断できないセッションとなった。路面進化の影響を受けた波乱のQ1F2の走行やスプリントで路面が大きく改善したことで、Q1は例年以上の混戦となった。わずか1分ごとに順位が入れ替わる“タイム改善合戦”となり、判断ミスやアタックの順番ひとつで明暗が分かれた。角田裕毅にとっては、週末を通じて好調だっただけに痛恨の結果となったが、日曜日の決勝では巻き返しの余地が十分に残されている。
全文を読む