ポルシェは、すでに開発中の“高効率エンジン”がF1プロジェクトのベースになる可能性を否定していない。先月、ポルシェは今シーズン限りでFIA世界耐久選手権(WEC)のLMP1カテゴリーから撤退することを電撃発表。2019年からフォーミュラEに参戦することを決定した。
ポルシェのル・マン部隊はそのままフォーミュラEへと移行するが、その後のステップはF1になるとの憶測が広まっている。ポルシェAGの研究開発担当役員のミヒャエル・シュタイナーは「今後、我々にはそれら(LMP1)の人材の全員が必要だ」と Auto Motor und Sport にコメント。「LMP1のために作った素晴らしいチームは非常に意欲的で膨大な知識を誇っている」「エンジニア、メカニック、さらにはドライバーにとっても、具体的なプランを立てることは良いアイデアだ」だが、LMP1チーム全体が何をしていくは不明であり、ポルシェにとっての次のステップは2020年以降のF1エンジンだとの噂が強まっている。「他のメーカーと同じように、我々はFIAの招待で将来のF1のパワーヨレインに関するディスカッションに参加している」とミヒャエル・シュタイナーは認める。「現時点でヴァイサッハのチームはF1エンジンに取り組んではいない。だが、コンセプトレベルで高効率エンジンに取り組んでいる。そのエンジンで何をするかを決めずにね」