ポルシェは、ポルシェ911シリーズにGTSモデルを追加。2017年3月からクーペとカブリオレにそれぞれ後輪駆動の911カレラGTSと4輪駆動の911カレラ4 GTS、そして4輪駆動の911タルガ4GTSの予約受注を2月9日(木)から全国のポルシェ正規販売店にて開始する。新開発された3.0リッター6気筒水平対向エンジンは331 kW(450 PS)の最高出力を発生。これは現行の911カレラSを22kW(30PS)上回り、自然吸気エンジンを採用していた先代GTSモデルを15kW(20PS)凌駕する。
550Nmの最大トルクはより優れた加速と柔軟性を両立する。最大トルクは2150−5000rpmで発生される。すべてのGTSモデルにはポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント(PASM)が、標準装備され、カレラ/カレラSより車高が10mm低くなる。GTSクーペではスポーツシャシーが組み込まれるため、さらに車高が10mm低く設定される。GTSの中で最も加速性能に優れるのは911カレラ4GTS クーペで、PDK(ポルシェ ドッペルクップルング)と標準装備のスポーツクロノパッケージを組み合わせることにより、静止から100km/hまでの加速を3.6秒でカバーする。最高速はどのGTSモデルも300km/hを超える。最も速いのはクーペボディに後輪駆動を組み合わせた911カレラGTSの場合で、PDKとの組み合わせでは310km/hに達する。性能向上の一方でGTSは高いレベルの効率性も維持。PDKを装備した911カレラGTSを例にとると、NEDC(新欧州ドライビングサイクル)の燃費は8.3リッター/100km。これはCO2排出量に換算すると188g/kmに相当する。GTSモデルは技術面のみならずデザイン面でも際立っている。後輪駆動を含むすべてのモデルが4輪駆動と同じワイドボディを採用。新しいスポーツデザインのフロントエプロンがスポーティなキャラクターを強調する。このフロントデザインは空力面で最適化されており、低められたフロントスポイラーとより高くせり出すリアスポイラーによって、カレラSモデルより前後のリフトが低減されている。さらにリアのエクステリアは特徴的。スモーク処理が施されたテールライト、シルクグロスブラックに塗られたインテークグリル、中央部に配置されたスポーツエクゾーストシステムの黒いツインテールパイプはいずれも標準装備。後輪駆動モデルの場合、左右のテールライトを繋ぐブラックのトリムが新しい特長。点灯するライトストリップは4輪駆動モデルの特長として引き継がれている。スポーツデザイン ドアミラー、シルクグロスブラックに塗られたセンターロック式20インチホイール、そしてドアに貼られたGTSロゴがサイドビューを引締める。タルガボディではその特徴であるタルガバーがGTSとしては初めて黒くペイントされ、911タルガとの違いを際立たせる。GTSの遺伝子はインテリアにも反映されている。スポーツクロノパッケージのストップウォッチはダッシュボード中央部に埋め込まれている。ポルシェ トラックプレシジョン アプリもGTSのデビューに合わせて変更を施された。これに伴いドライビングデータの自動記録や詳細データの表示、分析などがスマートフォンにより可能となる。GTSのシートは新しいステッチパターンのアルカンターラ®が採用され、ヘッドレスト部分にGTSロゴが埋め込まれたスポーツシート プラスは4方向に電動調整可能となり、横方向のサポートと快適性を向上させた。インストゥルメントパネルは目の粗い黒の酸化コート処理が施されたアルミパネルが用いられ、ステアリングホイールのリムやセンターコンソールボックス、アームレストなど、アルカンターラ®がインテリアの多くの部分を占めている。新型ポルシェ911 GTS 希望小売価格ポルシェ 911カレラGTS ¥17,500,000ポルシェ 911カレラGTS カブリオレ ¥20,160,000ポルシェ911 カレラ4 GTS ¥18,500,000ポルシェ911 カレラ4 GTS カブリオレ ¥21,160,000ポルシェ911 タルガ4 GTS ¥21,160,000
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