今週ムジェロで初のF1タイヤテストを終えたピレリは、来年のF1タイヤ供給に向けた準備は狙い通りに進んでいると自信をみせた。ピレリは、新しいタイヤを評価するためにトヨタ TF109を利用し、準備期間の公式テストドライバーとしてニック・ハイドフェルドと契約した。初めて行われた2日間のテストの目的は、今月下旬に予定されているテストに向けて、フロントタイヤとリアタイヤのプロファイルと構造を評価することだった。
ピレリのモータースポーツディレクターを務めるポール・ヘンベリーは「今回は我々のF1復帰に向けた第一歩だった。タイヤのパフォーマンスと収集できた情報に非常に満足している」とコメント。「フロントタイヤとリアタイヤのプロファイルと構造を仕上げることに専念した。このプロセスは今後数回のテストでも継続する予定だ」「ムジェロは、長い中・高速コーナー、ヘアピン、急激な方向転換があり、かなり路面であるため、非常に優れた実験場だ。狙い通りだし、今回のテストで分析すべき多くのデータが得られた。まさに我々が望んでいた状況だ」