ピレリは、F1オーストラリアGPの中止によって1800セットのタイヤが廃棄処分されたことを確認。だが、タイヤは英国で燃料として再利用される。フライアウェイレース後に未使用のタイヤを捨てることはピレリにとって新しいことではない。必要のない場合は、ウェットタイヤは500本以上廃棄されている。だが、F1オーストラリアGPの中止は通常よりも多くのタイヤが処分されることになった。
しかし、タイヤは英国に送られて燃料として使用された。ピレリのF1責任者を務めるマリオ・イゾラは「より少ないコンテナに収めるためにタイヤを粉砕し、英国に返送してディドコット近くのセメント工場でリサイクルされる」とコメント。「我々はそれらを高温で燃やし、エネルギーを生み出しますが、汚染は生み出されることはない」「我々はF1タイヤをリサイクルするための多くの可能な方法を調査しているが、すべての分析の後、現時点ではこれがリサイクル方法となっている」タイヤはリムに取り付けた後に外すと損傷する可能性があるため、再利用することはできない。すでに1800セットの未装着タイヤがバーレーンとベトナムにすでに納入されている。それらの国は第2戦と第3戦が開催される予定だったが、現在では延期が決定されている。だが、スケジュールが変更されたレースが行われた場合、ピレリはタイヤをそのまま使用する。「バーレーンとベトナム用のタイヤはすでにあるが、問題はない。我々はほとんどのタイヤに海上輸送を使用しており、熱制御されたコンテナに入れられている」とマリオ・イゾラは語った。「それらは倉庫にいるようなもので、違いはない。カレンダーに変更があれば、それらを使用できる」「唯一の問題は、すでに装着されているタイヤの場だ。その場合、それらのタイヤは外されることになる。現時点では、リムからタイヤを外すとビードにストレスがかかるという制限がある。そして明らかに、これらのタイヤに作用する力のレベルが大きいため、我々は再びそれらのタイヤを装着する自信はない。リスクを冒したくはない」「ヨーロッパのイベントについては、それらを持ち越すことができる。なぜなら、使用しない場合は装備したまま、トラックにタイヤとリムを搭載しておくからだ」「将来的には、リムの単独サプライヤーと標準設計を持つことを考慮し、タイヤを装着後に取り外しても再利用する方法を見つけるために協力している。しかし、リスクを冒していないことを確認する必要がある」