ピレリは、2019年 F1イタリアGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を発表した。ピレリは高速のモンツァ・サーキットにC2(ハード/ホワイト)、C3(ミディアム/イエロー)、C4(ソフト/レッド)という中間のコンパウンドを配分。決勝ではハードもしくミディアムのいずれか1セットを使用しなければならない。
予選Q3に進出したドライバーは全員ソフトタイヤでスタートする。ピレリによると、F1イタリアGPでの最速の戦略はソフト‐ミディアムと繋ぐ1ストッパー。22周目をタイヤ交換のタイミングとしている。2番目に最速の戦略はソフト‐ハードとつなぐ1ストッパーでこの場合はソフトタイヤのタイヤ交換のタイミングを19周目と推定している。わずかに遅い戦略としてミディアム‐ハードとつなぐ1ストップを挙げた。この場合は24周目をタイヤ交換のタイミングとしている。だが、日曜日は雨の予報もあり、ウエットになるとタイヤの消化義務がなくなり、予測不可能なレース展開となるだろう。マリオ・イゾラ(ピレリ カーレーシング責任者)「昨日と比較して、今日のコンディションはかなり異なるものだった。そして、予報によると明日はまた天候が変わる。チームはドライでいくかウエットでいくか、セットアップを事前に確定しておかなければならず、エンジニアリングとタイヤの観点で対処の難しい週末になっている。昨日の走行不足とも相まって、これが予選に影響を与えたのは間違いない。各チームが予想される1ストップ戦略を取るかどうかは主に天候にかかっている。特に雨が降れば、レースの展開によって戦略を決めることになる。どのようなことがあっても、我々が選択したタイヤであれば、ドライバーは各スティントで最大限にプッシュすることができるはずだ。2週間で2回目となるポールポジションを獲得したシャルル・ルクレールを祝福したい」
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