2019年のF1プレシーズンテスト開始まで3週間を切ったが、ピレリは3月18日のバルセロナの天候を懸念している。昨年は、ヨーロッパには大寒波が押し寄せており、カタロニア・サーキットの位置するスペイン・バルセロナもテスト3日目には朝から雪が降り、サーキット周辺には雪が積もった。セッション開始時刻の9時になっても気温は0℃となり、ほとんどのチームが走行を見送った。
F1のタイヤサプライヤーであるピレリは、今年も再び天候に影響を受けることを懸念している。ピレリのF1活動を統括するカーレーシング責任者のマリオ・イゾラは「1月初旬まではバルセロナの春のようだったが、今はそれよりずっと寒くなっている」とコメント。まだ天気予報はあてにならないが、マリオ・イゾラは今年のプレシーズンテストが昨年と比較して早くに開始することを指摘する。「今年は2018年より1週間早いので心配している。しかし、何が起こるかわからない。2月の初めには素晴らしい天気だったが、最も深い冬でさえあった」昨年の経験から、バーレーンのようなより良いコンディションを保証する可能性がある暖かい場所でプレシーズンテストを実施することを希望するチームもあったが、最終的にバルセロナが会場として選ばれた。マリオ・イゾラは、カタルーニャ・サーキットは、F1チームがシーズン開幕後に遭遇することを天候を提供することは滅多にないが、トラックとそのロケーションは依然としてF1に最良の妥協点を提供していると語る。「気温は氷点下に近づいているが、昼休みには通常快適に暖かいので、チームはこの機会を利用してタイヤの作業に専念すると思う。そのためには代表的な天気が必要だ」とマリオ・イゾラはコメント。「だが、チームにとって出発点は少し異なる。なぜなら、彼らは新車を開発しなければならないので、できるだけ本部に近いところで多く走行距離を重ねることを優先している」「新しい部品が必要になった場合、バルセロナであればかなり簡単に送ることができる」