2015年F1シーズンは、前年と比較してオーバーテイク数が20%落ち込んだことをピレリが明らかにした。19戦で争われた今シーズンは、合計509回のオーバーテイクがあり、最大はマレーシアGPでの60回だった。昨年も19戦が行われたが、オーバイテイクの合計は636回。2014年と2015年を比較すると20%の減少となった。
2015年のオーバーテイクキングはトロ・ロッソのマックス・フェルスタッペンで合計49回のオーバーテイクをトラック上で成功させた。もっともなことだが、2015年で最もオーバーテイクが少ないドライバーは、メルセデスのルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグで、各々3回だけだった。フェラーリのセバスチャン・ベッテルは、カナダGPで1レースで最大となる13人のライバルをオーバーテイクした。また、ピレリは、ピットストップ数も2014年の817回に対して2015年は706回と14%減少したことを明らかにした。昨年は、1レースにつきドライバーは2.02回のピットストップを行っていたが、2015年は1.88回に落ちた。1レースの合計ピットストップ回数も2014年の43回に対して、2015年は37.1回と減少した。2015年は17,580のタイヤが使用されたが、2014年よりも2,488少なかった。ピレリのモータースポーツダイレクターを務めるポール・ヘンベリーは「今年は進化の年だった。チームは新しいターボ規約を満たすためにクルマに開発を投入し続けた」「いつものように開発カーブが加速したのはシーズン後半だった。チームはクルマとタイヤを本当にまとめあげた」「それでも、我々はタイヤが多くの競争と戦略的を提供し続けたシーズンで、レース中に1〜2回のピットストップという目標に達した」
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