F1チーム、金曜日までに2016年開幕戦のタイヤ選択を提出

グランプリで各ドライバーが利用できる13セットのうち、レースで使用する2セットと予選Q3で使用する1セットはピレリが指定する。残りの10セットの選択はチームに委ねられる。軟らかい方のタイヤでアグレッシブな戦略にとるか、硬い方のタイヤでコンサバティブな戦略をとるかはチームの自由となる。まだ2016年F1マシンは走っていないが、FIAの2016年の競技規約では、ピレリが長距離のグランプリのためのタイヤを準備するために14週間のウィンドウが与えられている。今回、新システムの導入によって、3月18日〜20日に開催される開幕戦のオーストラリアGPの最終期限は、今週金曜日の12月11日に設定されたが、第2戦バーレーンGP（4/1〜3）については12月24日（木）に設定されている。FIAの規約では「競技者は、ヨーロッパで開催される各イベントが開始する8週間以内、ヨーロッパ外で開始あされる各イベントの14週間以内に、そのイベントで各ドライバーのためにどのドライ用たいやの仕様を使いたいかを知らせなければならない」と記されている。2016年F1マシンは、2月にバルセロナで行われるプレシーズンテストまで走行できない。そのため、2016年型F1タイヤの挙動についてより多くの知識を得るまでは、各チームはタイヤ選択においてギャンブルをすることになりそうだ。各マシンのタイヤ選択は、レースの2週間前まで秘密にされる。関連：ピレリ、2016年の新F1タイヤ規約の詳細を説明