ピレリは、金曜日にF1イタリアGPのための新たなタイヤ圧と他の指令に関するデータを発表する。ピレリは、F1ベルギーGPでのニコ・ロズベルグとセバスチャン・ベッテルのタイヤ破裂を調査し、“いかなる構造的な問題もなかった”とし、“相当な数のカット”が発見されたと付け加えた。
他のグランプリ週末と同様に、ピレリは、モンツァにおけるタイヤ圧とキャンバーの限度について推奨値をチームに伝えた。AUTOSPORT によると、ピレリは、モンツァではフロントが22psi、リアが22psiという値を指定したという。スパでは、フロントが20、リアが18.5だった。これは、スパでの事故への反応ではなく、独自の圧が求められるモンツァのためだと考えられている。木曜日のモンツァのパドックでは、数名のドライバーが5psiの増加を望んでいると話し、ちょっとした混乱が生じていた。ルイス・ハミルトンは「個人的には、圧力を上げるという観点を正しい方法だとは思わない。でも、彼らはそれを行わないかもしれないしね」とコメント。「僕たちの誰も、5psiも上げることを試みたことはないと思う。それらは5psiも上げるように設計されていないからね。それらは範囲内で働くようになっている」「僕たちはタイヤの最適な範囲で走っている。異なるタイヤの部分を使うことになると思う。磨耗しやすく、グリップが少ないものをね。大変なことになりそうだ」「なので、5psiも上がらないことを願っている。数psiで十分だ」ジェンソン・バトンは、限度を設けるというピレリの決定を支持しつつも、懸念を示している。「彼らが限度を設けたことには満足している。かなり恐ろしい限度だ。全てのF1チームにとって、そのようなプレッシャーやキャンバーでタイヤを走らせたことはない」「他のことが浮上するかもしれないので、明日のテストでどうなるか見てみなければならない」「彼らがそうしている理由は理解している。僕たち全員が、彼らがすぐになにかを変更することに感謝していると思う。サイドウォールの動きが少なくなるので良くなるはずだ」「役立つことを願っている。でも、問題はカットだし、圧力によって大きな違いが出ることはないだろう」チームメイトのフェルナンド・アロンソは「彼らはそれらの製品の専門家なのだから、彼らは常に正しい」とコメント。「それでも、F1でクルマに搭載されているテクノロジーがあるので、その種の制限はあるのがかなり奇妙だ」「そうする必要性があるのだろうから同意する。まず大事なのは安全性だ」ロータスのロマン・グロージャンは、制限が厳しく聞こえるが、安全性を優先することには同意すると述べた。「ちょっと強いかもしれないけど、一方で、今年、モータースポーツ全体で多くのドラマがあった」「僕たちは他のことが起こるのを避けたい。一方では非常に強い制限があるけど、その一方で実際にフィックスしていないのであれば、問題を抱えるよりもそのような手段をとる方がいい」
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