ピレリのポール・ヘンベリーは、弁護団の助言を受けてF1カナダGPの金曜記者会見を欠席した。ピレリは、メルセデスとともに実施したタイヤテストの件でFIAの国際法廷への召集を受けている。 金曜記者会見は、騒動の中心となっている面々が出席しており、メルセデスのチーム代表ロス・ブラウンをはじめ、異議を申し立てたフェラーリとレッドブルからもチーム代表のステファノ・ドメニカリとクリスチャン・ホーナーが出席した。
国際法廷への召集が決定するまで長時間に渡って行われたメディアの電話インタビューに応じたポール・ヘンベリーだが、ピレリの弁護団から助言があり、公式記者会見の欠席を決断。ポール・ヘンベリーが座るはずだった椅子は空席のままだった。 ピレリのホスピタリティで開かれる恒例の記者会見は実施されたが、ジャーナリストには国際法廷に委ねられた問題について追及しないよう要請があった。 ピレリは、国際法廷についての言及を避けていたが、FIAに事実を提示する良い機会であることは認めた。「法廷を楽しみしている。もちろんだ」とポール・ヘンベリーは述べた。「自分たちの見解と状況を証明したいと考えている。的外れな話を耳にするのは気分のいいものではないし、黙っていれば人々は想像力を働かせる。だが、FIAが新たなプロセスを取り入れたのだからうまく運営されるであろう国際法廷では、すべてのデータとすべての事実が調べられる。考慮すべき多くの前後関係が存在する」 「我々は受け入れており、喜んで手順に従う」 「事実関係を明らかにするだけではない。これは将来のやり方を変えるためのものだ。それが足りないものであり、我々の期待するところだ」
全文を読む