ピエール・ガスリーが、フォーミュラEのニュヨーク大会にセバスチャン・ブエミの代役として参戦することが発表された。来週末、セバスチャン・ブエミはWEC 第4戦 ニュルブルクリンク6時間にトヨタから参戦。日程が重なるフォーミュラEに参戦できない。そこでルノー e.damsは、代役としてピエール・ガスリーを起用することを発表した。
レッドブルの育成ドライバーである2016年のGP2チャンピオンのピエール・ガスリーは、今年、レッドブルのF1リザーブドライバーを務めながら、日本でスーパーフォーミュラに参戦している。今年、セバスチャン・ブエミはフォーミュラEで8戦中6勝をあげてチャンピオンシップを独走。ピエール・ガスリーはルノー Z.E.16を走らせたことがないが、ルノー e.damsはガスリーが結果を出してくれると確信している。チームの共同オーナーを務めるアラン・プロストは「WECとフォーミュラEとの日程衝突が避けられなかったことを深く残念に思う」とコメント。「だが、我々は前に進まなければならない。我々はピエール・ガスリーを迎えることをとても嬉しく思っている」「彼はチャンピオンシップの終盤でフォーミュラEでデビューを果たすことになり、ニューヨークでのレースはチャレンジングなものになるだろう。だが、準備を目にして自信を持っているし、我々のゴールは同じままだ。チャンピオンシップでの我々のリードを強化するために最大限のポイントを獲得する」同じく共同オーナーのジャン-ポール・ドゥリオは「このような状況は残念だ。このような日程衝突がなくても、チャンピオンシップは確実性がないからね。このような風な妨げにも関わらず、ピエール・ガスリーの非常に貴重な助力により、ルノー e.damsはモントリオールで勝利するチャンスを守れることを願っている」とコメント。現在、セバスチャン・ブエミは、チャンピオンシップ2位のルーカス・ディ・グラッシに32ポイント差をつけているが、2連戦となるニューヨーク大会では最大で58ポイントを獲得できる。ルノー e.damsは、チームランキングでABTシェフラー アウディスポーツにちょうど58ポイント差をつけて首位に立っている。