ピエール・ガスリー(アルピーヌ)は2026年F1モナコGPで3位表彰台を獲得したかに見えたが、レース後に科された2件のピットレーン速度違反によるペナルティによって7位へ降格した。これを受けてアルピーヌはFIAに対し「再審査請求(Right of Review)」を提出した。セーフティカーや赤旗が絡む波乱のレースで、9番グリッドからスタートしたガスリーは着実に順位を上げた。
終盤にはジョージ・ラッセル(メルセデス)がドライブスルーペナルティを消化したことで実質3位に浮上し、チェッカーフラッグも3位で受けた。しかしレース後、ガスリーはピットレーン速度違反を2度犯したと裁定され、合計10秒のタイムペナルティを科された。その結果、モナコでの表彰台は消滅し、最終順位は7位となった。アルピーヌがFIAに再審査請求アルピーヌはレース後、簡潔な声明を発表した。「本日のモナコGPの結果を受け、BWTアルピーヌF1チームはピットレーン速度違反に対して科されたペナルティについて、FIAに再審査請求を提出したことを確認する」Right of Reviewは、新たな重要証拠が存在する場合に限り、スチュワードの裁定を再検討できる制度だ。まずFIAが請求を受理するかどうかを判断し、その後に審理が行われる。ガスリー「表彰台を奪われた」レース後のガスリーは落胆を隠さなかった。「今は胸が張り裂けそうだ。何と言っていいか分からない。正直、今は話したくない」「僕たちはこういう瞬間のために懸命に努力している。そして、それが僕たち自身でも見直さなければならないような出来事によって奪われてしまった」「チームは正しいスピードリミッターを設定していたし、僕は2回ともラインのかなり手前でリミッターを作動させていた」「僕はモナコで、ここにいるファンや多くの人々の前で3位でフィニッシュラインを通過した。それなのにペナルティを受けて、大きく順位を落とすことになった。何と言えばいいのか分からない」キャリア6度目の表彰台は幻にガスリーは今週末の好パフォーマンスを前向きに捉える余裕もなかった。「もう10年間この世界で戦ってきた。僕のキャリアで表彰台は5回しかない」「だから表彰台でフィニッシュラインを越えた後に、それがなくなってしまうのは本当に辛い」「アルピーヌが戦ってくれることを願っているし、異議申し立てが成功することを願っている。僕たちはやるべきことをすべてやったと感じているからだ」表彰台争いは今後も流動的今回の裁定により最終結果ではアイザック・ハジャーが3位に繰り上がったが、アルピーヌの再審査請求が受理されて判断が覆れば、モナコGPの最終順位が再び変更される可能性がある。