ピエール・ガスリーは、今週末の2026年F1カナダGPで雨が降れば、F1ドライバーたちは大きな衝撃を受ける可能性があると警告した。モントリオールでは週末残りのセッションで雨の可能性が残っており、2026年F1マシンの大きく変化した特性を考えれば、極めて重要な要素になり得る。新世代マシンは電動化の比率が高まり、これまで各チームはウェットコンディションで意味のある走行をほとんど経験していない。
ガスリーが語る2026年F1マシンのウェット未知数その中で、アルピーヌのピエール・ガスリーは、ピレリのウェットタイヤテストに参加し、マニクールで実際にウェットコンディションを経験している数少ないドライバーのひとりだ。モントリオールで雨が降る可能性について尋ねられたガスリーは、ライバルたちに向けて警告を発した。「みんな衝撃を受けることになる」とガスリーは語った。「この2日間を走れてよかった。みんなにとって興味深いことになるはずだ」ガスリーは、以前シルバーストンで行ったウェットテストとも比較した。「1月20日のシルバーストンを経験した。あれは忘れられないものだったし、僕の中に永遠に残ると思う」「でも、マニクールもまた別の意味ですごかった」ブランドル「ドライバーたちは少し怖がっている」元F1ドライバーのマーティン・ブランドルは、多くのドライバーが新世代F1マシンのウェットでの挙動に対して、内心では不安を抱えていると語った。「ドライバーたちは、このマシンが雨の中でどう振る舞うのか、みんな少し怖がっている」とブランドルはSkyに語った。「とてつもないパワーがある一方で、ダウンフォースは少なく、グリップも少ない。そして、彼らはまだそれを本当には分かっていない」「誰も、競争状態の中で本格的にプッシュする機会を得ていない。ドラマが起きるかもしれない」2026年F1マシンはパワーユニットの電動化比率が高まり、エネルギーマネジメントの重要性も増している。ドライではすでに各チームが一定の理解を深めている一方、ウェットではトラクション、ブレーキング、回生、デプロイメントのすべてが複雑に絡む。カナダGPの雨は、単なる天候要因ではなく、新レギュレーション下で初めて浮き彫りになる技術的な分岐点になり得る。メルセデス優勢の流れにカナダの雨が割り込む可能性一方、モントリオールのスプリント予選では、メルセデスが2026年シーズンの主導権を握り続ける可能性がさらに強まった。ジョージ・ラッセルが復調を示してポールポジションを獲得し、チームメイトのキミ・アントネッリとともにフロントロウを独占。ラッセルは週末前、チャンピオンシップをリードするアントネッリに対して「パニックになる必要はない」と語っていたが、その言葉を結果で裏づける形となった。それでも、メルセデス代表のトト・ヴォルフは、各チームの差は依然として極めて小さいと警戒を崩していない。対照的に、元レッドブル顧問のヘルムート・マルコは、より悲観的な見方を示した。メルセデスについて問われたマルコは、オーストリア紙『Osterreich』に対して「彼らが最高のパッケージを持っている」と語った。「今回のアップデートが機能すれば、世界選手権は事実上終わりだ」メルセデスがドライコンディションで優位を固めつつある一方、雨はその勢力図を一変させる可能性を持つ。特に2026年F1マシンのウェット走行がほぼ未知数である以上、カナダGPは単なるスプリント週末ではなく、新世代F1の限界と危うさが初めて試される場になる。
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