アルピーヌF1チームのピエール・ガスリーは、レース出場停止が迫っているF1ペナルティポイントのしきい値をもっと高くするべきだと主張する。現時点でピエール・ガスリーは、F1スーパーライセンスのペナルティポイントが10点に達しており、2023年F1カレンダーで5月21日に予定されているF1エミリア・ロマーニャGPが終了するまでにさらに2点を獲得した場合、1レースの出場停止を余儀なくされる。
ピエール・ガスリーのペナルティポイントの理由はさまざまで、F1オーストリアGPではトラックリミット超過、F1アメリカGPではセーフティ カーから10車身以上後退したことでペナルティが科せられた。また、F1日本GPで赤旗が提示されているなかでのスピード違反で2ポイントを与えられた。この一件は、サーキットに進入した回収車両に遭遇したことで物議を醸した。ピエール・ガスリーは、必ずしも自分自身ではないドライバーが「馬鹿げた」ペナルティポイントが原因でレース欠場することを余儀なくされた場合、それは「残念」だと考えている。「自分は愚かなドライバーでも危険なドライバーでもないと思っているので、考えないようにしている」とピエール・ガスリーは語った。 「手順などで失う可能性のある馬鹿げたペナルティポイントのすべてに注意を払うようにしている。それをコントロールしようとしている」「レースに対する僕のアプローチは変わらない。そして、冬の間にシステム全体のレビューができることを心から願っている」「4~5人のレーシングドライバーがレースへの出場を禁止され、一部のドライバーがレースに出場できずにチャンピオンシップを獲得するようなことになれば残念だ」F1カレンダーはレース数が膨大な数となっており、F1中国GPの中止が決定したにも関わらず、現時点で2023年には23レースが予定されている。ピエール・ガスリーは、それがペナルティポイントにより大きなマージンを提供すべき理由だと語る。「僕たちはいつもそれについて話している。中には24レースと6 スプリントであと4ポイントというドライバーもいる。つまり、年間30レースだ」とピエール・ガスリーはコメント。「導入されたときは19~20 レースしかなかった。したがって、このライセンスでより多くのポイントを獲得できるようにするのは明らかに理にかなっている」「FIAはこれを調査し、すべての人にとってより公平にするための解決策を見つけると信じている」