ピエール・ガスリーは、2021年にルーキーの角田裕毅が加入したことでチームリーダーとしての責任と自覚が強まり、それが自身に良い影響を与えたと語る。2019年シーズンの途中にレッドブル・レーシングからトロロッソに戻されたピエール・ガスリーは、パフォーマンスを落とすことも予想されたが、逆にパフォーマンスは上向き、2021年はミッドフィールドの最強のドライバーとしての地位をさらに確固たるものにした。
2021年にF1アゼルバイジャンGPで表彰台を獲得したピエール・ガスリーは、シーズンで9回のトップ10フィニッシュを果たし、自身初となる100ポイント超えのランキング9位でシーズンを終えた。特にピエール・ガスリーは、予選で非常に安定感を見せ、ペナルティが科される前の予選グリッド平均はキャリアベストのシーズンとなった。ピエール・ガスリーは、これまでで最も安定した2021年シーズンを過ごせたことに勇気づけられており、F1のミッドフィールドでのかなり激しい競争に立ち向かったことを考れば、これ以上良いシーズンは過ごせなかったと感じている。「バランスに関して、予選とレースの間にマシンを調整することはできない。それは微妙なラインだと思う」とピエール・ガスリーはMotorsport Weekに語った。「僕たちのマシンは全般的にレースよりも予選の方が強かったと思う。セットアップと最大値を引き出すポテンシャルという観点から、僕は一歩を踏み出したと感じている。より自信を持っているし、今年はおそらく最も安定したシーズンだった」「常にミスは犯すものだけど、それを減らしてチャンスを最大化しようとするものだ。今年は一歩踏み出したと感じている」ピエール・ガスリーは、グリッド上位の戦いに戻ることを望んでいるという事実を秘密にしていないが、ルーキーの角田裕毅を導くチームリーダーの役割を果たし、アルファタウリでの継続性のメリットを高く評価した。「僕にとって、今年の重要なポイントは、チームと一緒にもう1年間フルに過ごしたことだ。これは、F1で僕にとって初めてのことだった」とピエール・ガスリーは語った。「エンジニアのグループとお互いに必要なものをよりよく理解し、マシンに必要なものにもう少し影響を与えることができた。もちろん、角田裕毅がルーキーとして入ったことで、僕たちが進める方向性についてもう少し責任が多くなった」「技術的に多くのことを学んで、より関与していると感じている」ピエール・ガスリーは、2022年も角田裕毅とともにアルファタウリF1のドライバーを務める。