アルファタウリ・ホンダF1のピエール・ガスリーが、2020年のF1世界選手権 第10戦 F1ロシアGPへの意気込みを語った。モンツァでF1初勝利を挙げて時の人となったピエール・ガスリーだったが、その1週間後のムジェロでは接触によってわずか1コーナーでリタイア。しかし、チームとしてマシンのパフォーマンスを改善させることができていると自信をみせる。
「モンツァでの勝利の後、ムジェロはスポーツでどのようなことが起こり得るかを示したと思う。僕たちはシーズンでベストといえるフリープラクティスを行っていたし、金曜日と土曜日には本当に競争力があって僕は5番手だった。でも、その後の予選で問題に見舞われた。レースではいくつか順位を上げられる自信があったけど、残念ながら、僕にとってグランプリは1コーナーですべてが終わってしまった。レースの内容を考えれば、良い結果を出せる機会があったと思うので残念だけど、それがレースだ」とピエール・ガスリーは語る。「今、僕たちはソチに目を向けることができる。スケジュールはかなり厳しいので、レースのない1週間を過ごすことができて良かったと言わざるを得ない。チームのメカニックやエンジニアが休みをとれたことも重要だ。僕たちはリセットして、トップの状態でソチに戻ることができる。過去数戦でレースをしたトラックとは完全に異なる。モンツァやムジェロよりもはるかに低速だ。大部分が4~5速でのすべてがとても似通った90度コーナーで、ある意味でソチはストリートサーキットのような感じだ。最終セクターも低速だ。面白いトラックだけど、僕たちのマシンがそこでどれくらい機能するかを言うのは難しい。ひとつ嬉しいことは、グランドスタンドにムジェロよりもかなり多くの観客が入れることだと思う。多くの人たちに会えるのは素晴らしいことだし、もう少し雰囲気が作られるだろう」「どのような展開になるかは待ってみなければならないけど、僕たちは正しい方向でマシンに取り組んでいると思う。僕たちはマシンからすべてのパフォーマンスを引き出すためのセットアップについて多くのことを学んでいる。今はパフォーマンス面でかなり一貫しているし、週末ごとに常に改善していることを示している。どうやってマシンを機能させるかについて理解を深めているし、導入したアップデートもうまく機能していると思う。現在、レースで多くのことが起こっているのを目にしているし、これからはトラブルを起こさないようにする必要がある。この上昇傾向を続けていきたい。スパとモンツァでの僕たちのパフォーマンスは良好だったし、ムジェロでも予選直前までは良かった。僕たちがいるミッドフィールドはいくつかのチームが信じられないくらい拮抗している。僕たちは0.3秒以内で区切られたグループにいるし、目の前のマシンと直接戦いたければ、すべてを完璧に行うことが重要だ」「モンツァから数週間経った今でも起こったことを少しの時間それを味わって楽しんでいる。そこからムジェロまではかなり慌ただしかったからね。クールなことだし、もちろん、全員がの多大な努力の結果が実を結んだ非常に素晴らしい瞬間だった。全員にとって本当の後押しとなったと思う。レースチームだけでなく、舞台裏のすべての人たちにとってね。これからもシーズン開幕以来の強力なパフォーマンスを続けていなければならない」
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