アルファタウリ・ホンダF1のピエールガスリーは、レーシング・ポイントF1チームが新車RP20でミッドフィールドを抜け出したと考えている。メルセデスF1が昨年タイトルを獲得したW10をコピーした“ピンクメルセデス”はプレシーズンテストからトップ3チーム、特にフェラーリを脅かす存在になると予想されていた。
そして、迎えたF1オーストリアGPの初日。レーシング・ポイントF1は、セルジオ・ペレスがトップのルイス・ハミルトンから約0.6秒差の3番手タイムにつけ、フェラーリを上回った。ロングランでもレーシング・ポイントF1は安定した速さをみせており、ライバル勢は警戒を強めている。ピエール・ガスリーは、アルファタウリ・ホンダF1は今週末アップグレードを持ち込んでいないので、マシンはプレシーズンテストとほぼ同じように感じるとし、現時点ではライバルに対して遅れをとっていると認める。「僕たちはバルセロナで終えた位置とほぼ変わらない。僕たちはここにアップグレードを持ってきていないし、ほぼバルセロナと同じクルマだ」とピエール・ガスリーは語る。「僕たちは冬のテストと同じバランスの問題に直面している。今はとにかく僕たちが持っているクルマから最大限を引き出す方法を見つけようとしている。そうすれば、僕たちがどの位置にいるかがわかるだろう」「でも、僕たちはレーシング・ポイントがもうミッドフィールドにいないことを目にしたと思うし、マクラーレンとルノーも本当に速い。したがって、僕たちサイドにはかなり多くの作業がある」